『トイ・ストーリー5』『ちいかわ』『まどマギ』…Z世代がこの夏スクリーンで見たい作品は?
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近年の映画は1990年代後半から2010年代前半に生まれたZ世代の支持がヒットの行方を大きく左右していると言われる。そこで、株式会社シネブリッジは、株式会社テスティーと共同で、10代・20代の男女1200名を対象に、「この夏見たい映画」に関するアンケート調査を実施(調査期間:2026年5月1日~5月25日)。彼らが次に「映画館で見たい」と考える作品の傾向を分析し、その背景にあるZ世代の鑑賞動機や価値観を探った。
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映画館へ足を運ぶ決め手は、作品やキャラクターへの愛着

この夏映画館で見たい映画1位となったのは、『トイ・ストーリー5』。「原作が好き」(63.7%)、「ストーリーが面白そう」(48.8%)がともに高く、長年培われたブランド力と作品への信頼が期待を集める結果となった。


2位にランクインした『あの星が降る丘で、君とまた出会いたい。』。TikTokほかSNSで話題を集める本作は、「恋人・デート需要」(24.4%)や「友人との鑑賞意向」(53.3%)が高く、“一緒に泣きに行く” 感情共有型の映画消費がうかがえる。
映画選びで「好きな原作」であることを重視するZ世代において、8位の『映画 ちいかわ』は「原作が好きだから」(81.7%)が全作品中トップに。予告編を見た感想として「流行りそう」(33.5%)の回答が上位作品中で最も高く、ファンダムを起点とした口コミ拡散や“推し活消費”による動員・物販の伸長も期待される。

10位の『劇場版 魔法少女まどか☆マギカ <ワルプルギスの廻天>』は、「考察しがいがありそう」(28.7%)で上位作品中1位に。SNS経由での認知も高く、一人でじっくり作品を楽しむファン層を中心に、考察や口コミの拡散による公開後の伸長が期待されるところだ。

この調査では、有効性を検証するため、前回(2026年1~2月)調査の「公開前鑑賞意向」と、実際の「初動3日間の観客動員数」の相関を分析。その結果、公開前鑑賞意向と初動動員数の相関係数は0.98、実際の作品鑑賞率との相関係数も0.98となり、いずれも極めて高い正の相関を確認している。
GWに見たいと答えた上位3作品の「映画館で見た理由」を見ると、実際の来場を後押ししているのは作品への愛着があるという傾向が見て取れる。トレンドや話題性、口コミが興味を持つきっかけになる一方で、映画館へ足を運ぶ決め手は、作品やキャラクターへの愛着にあるようだ。
鑑賞志向では、「邦画を見る」が63.8%、「邦画も洋画も見る」が20.3%となり、84.1%が邦画を鑑賞する層という結果となり、アニメや漫画原作作品が興行市場を牽引する現在のトレンドを裏付けるものとなっている。

鑑賞時の追加消費では、「ポップコーン・フード類」が55.9%、「ドリンク類」が49.8%と半数前後に達している。映画館は単に映画を見る場所ではなく、飲食や会話を含めて楽しむレジャー空間として利用されていることがうかがえ、特にZ世代にとって映画館は、作品鑑賞だけでなく、友人や家族と特別な時間を共有する“体験の場”になっているようだ。
※データはすべて(株)シネブリッジ、(株)テスティー 調べ
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