岡本多緒、カンヌを制す!エフィラとW受賞で日本人初の栄誉『ドライブ・マイ・カー』濱口竜介作品がカンヌを席巻

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『急に具合が悪くなる』
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長塚京三、黒崎煌代、原作者・磯野真穂も絶賛 映画を支えた主演2人を称える

第79回カンヌ国際映画祭コンペティション部門の授賞式が、現地時間5月23日0時15分(日本時間5月24日午前3時15分)より開催され、『急に具合が悪くなる』で主演を務めたヴィルジニー・エフィラと岡本多緒が最優秀女優賞を受賞した。快挙を受け、濱口竜介監督をはじめ、共演の長塚京三、黒崎煌代、磯野真穂から祝福コメントが寄せられた。

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今年は、コンペティション部門に日本映画3作品(ほかに是枝裕和監督『箱の中の羊』、深田浩司監督『ナギダイアリー』)が同時出品されるという、25年ぶりの快挙を達成。映画祭開幕前から大きな話題を集めていた。

ワールドプレミアとなった公式上映後には、「見事! 圧倒的な奇跡(Variety)」「深く心を揺さぶる傑作(The Hollywood Reporter)」「優しさと好奇心を讃える優雅な賛歌。強烈に胸を打つ。ヴィルジニー・エフィラと岡本多緒の演技が見事だ(Screen Daily)」「濱口竜介作品の最高到達点。映画史において、ここまで徹底的に『希望』を信じさせる作品が他にあっただろうか(IndieWire)」など、海外メディアから絶賛レビューが相次ぎ、世界中の批評家たちから熱い注目を集めていた。

このたび、主演のヴィルジニー・エフィラと岡本多緒のW受賞を受け、濱口竜介監督をはじめ、共演の長塚京三、黒崎煌代、原作者の磯野真穂からコメントが到着した。

濱口監督は「本当に素晴らしいです。ヴィルジニー・エフィラさんと岡本多緒さん、このおふたりこその映画だと思います」と噛み締めるようにコメント。

長塚京三は「幸せな気分ではち切れそうです」と喜びをあらわにし、黒崎煌代は「俳優としてたくさんの刺激をいただきました」と、2人との関係性を感じさせる熱のこもった祝福コメントを寄せた。また、原作者の磯野真は「静かで真摯で、華やかな演技をありがとう」と深い感謝を述べている。

今回受賞した最優秀女優賞は、コンペティション部門に出品された全22作品の中から、最も優れた演技を見せた女優に贈られる賞。日本人としては史上初の受賞という快挙となった。

さらに、授賞式後のフォトコールと記者会見を終えたばかりのヴィルジニー・エフィラ、岡本多緒、濱口竜介監督から動画コメントも到着。ヴィルジニーは「自分の名前を聞いた時はまさかと思って、本当に頭の中が真っ白になって、魂だけが離脱してしまったような感覚でした」と受賞時の心境を語った。

岡本は、真っ先に濱口監督へ目を向けた際、「見たことのないような優しい顔」をしていたと振り返り、興奮冷めやらぬ様子を見せた。濱口監督も「このふたりが本当にこの映画の魂だなと思っていたので(略)ふたりの仕事は本当に本当に(この賞に)ふさわしい」と、心からの祝福を贈った。

■濱口竜介監督

本当に素晴らしいです。ヴィルジニー・エフィラさんと岡本多緒さん、このおふたりこその映画だと思います。原作の宮野真生子さんと磯野真穂さんの魂を引き継ぐような形で、おふたりが演じてくださった。それをカンヌ国際映画祭が評価してくれたのだと思います。本当に嬉しいです!

■長塚京三

ヴィルジニー、多緒さん、やりましたね。素晴らしい! 世界最高峰の受賞。ご一緒できた私も、誇らしく、幸せな気分ではち切れそうです。高らかに乾杯しましょう!

■黒崎煌代

女優賞のご受賞、誠におめでとうございます! 受賞の知らせを聞き、感動するとともに、心から納得いたしました。お2人のお芝居は、本当にこれまで見たことのない表現で、日本語とフランス語、異なる言語の中で心を通わせながら芝居をされている姿に、撮影中も、そして完成した作品を観た時も、何度も胸を打たれました。言葉を超えて感情が伝わってくるお2人のお芝居に、俳優としてたくさんの刺激をいただきました。改めまして、この度のご受賞を心よりお祝い申し上げます。

■原作・磯野真穂

原作をお守りのようにしていたとおっしゃってくださった岡本多緒さん。フランス語に訳された原作を読み、さらには平仮名まで勉強をして演じてくれたヴェルジニー・エフィラさん。テキストを「生きる」お2人の演技が、原作の書簡の先にありえたかもしれない世界を垣間見せてくれました。お2人のさらなるご活躍を心から祈っています。静かで真摯で、華やかな演技をありがとう。

『急に具合が悪くなる』は2026年6月19日より全国公開。