沢尻エリカも出演、成田凌が“反ワク”の象徴として利用される介護士役の『#拡散』は「かなりチャレンジングな内容」

映画『ゴールド・ボーイ』で製作総指揮をとった白金(KING BAI)が自ら企画し監督も務めた映画『#拡散』の公開が決定。富山県でオールロケを行った本作は、成田凌が主演。共演で沢尻エリカの出演もアナウンスされた。
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「生活の一部となっているものの恐ろしさを改めて感じる作品」
とある小さな町を舞台に、介護士・浅岡信治が、妻・明希をワクチン接種直後に亡くしたことから、深い喪失と疑念に苛まれていく。
医師を責め、遺影を掲げて訴え続ける彼は、「夫婦愛の象徴」として報じられる。
しかし、その姿はいつしか反ワクチンの象徴として利用され、彼は孤立と狂気を深めていく。
その姿は愛か狂気か。本作は観客に静かな問いを投げかける作品だ。
主人公の浅岡信治を演じる成田凌は、等身大の青年の不器用な愛を体現した『愛がなんだ』や、複雑な愛の葛藤を繊細に演じた『窮鼠はチーズの夢を見る』などで数々の映画賞を受賞し、その後『くれなずめ』でも絶妙な存在感を放つ。
本作について成田は「かなりチャレンジングな企画。生活の一部となっているものの恐ろしさを改めて感じる作品だと思います」とコメントしている。
また、『パッチギ!』『ヘルタースケルター』などで強烈な印象を残した沢尻エリカが演じるのは、自身も婚約者を医療事故で失った過去を持ち、浅岡の遺影を掲げる姿を「夫婦愛の象徴」として紹介する新聞記者・福島美波だ。
以下、成田、沢尻、白金監督のコメント全文。
■成田凌(浅岡信治役)
魅力的なスタッフ、共演者。
かなりチャレンジングな企画。
オファーを受けていいものか、はじめは少し迷う自分もいました。
ですが、脚本を読ませていただき、即決。
生活の一部となっているものの恐ろしさを改めて感じる作品だと思います。
富山の最高のロケーションのもと、最高のスタッフ、キャストと濃密な時間を過ごすことができました。
映画「#拡散」、お楽しみに。
■沢尻エリカ(福島美波役)
今回は記者役で参加しています。
なかなか踏み込んだ題材で、今の時代を象徴する作品だと思います。
久しぶりの映像作品で緊張もありましたが、スタッフ・キャストのみなさんに温かく迎えていただき、とても心強かったです。
映画『#拡散』、ぜひご期待ください!
■白金(KING BAI/監督)
この映画は、反ワクチンでも推進でもありません。あの時、誰もが経験した「見えない不安」をどう受け止めるかを描いた作品です。人は時間が経つと、嫌な記憶を少しずつ忘れていきます。しかし、あの時感じた痛みや恐れをもう一度見つめ直すことも必要だと思いました。一つの悲劇を通して、人間の優しさと脆さを描きました。AI時代を迎え、音声も映像もより多くのフェイクが作られるようになるでしょう。だからこそ、自分を信じ、身近な人を大切にしながら生きることが重要になります。情報があふれる社会の中で、「何を信じるか」「どう生きるか」を考えるきっかけになれば嬉しいです。私自身も答えは分かりません。この映画を通じて、皆さんと一緒に考えていきたいと思います。

(C)2026 #VIRAL PRODUCTION COMMITTEE
『#拡散』は2026年2月27日より全国公開。
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