多部未華子主演、DV被害者が集う“究極のシスターフッド”ミステリーが誕生!

#シスターフッド#シャドウワーク#多部未華子

(C)佐野広実/講談社 (C)2025 WOWOW
(C)佐野広実/講談社 (C)2025 WOWOW

不審死を捜査する女性刑事と、DV被害者が集うシェアハウスの家主…2視点で進むミステリードラマ『連続ドラマW シャドウワーク』(全5話)がWOWOWにて2025年11月23日より放送・配信開始となる。それに先だって、世界観を感じられる超特報映像が公開となった。

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DV被害者の女性たちと不審死を追った女性刑事の交わる先には…

本作は江戸川乱歩賞作家・佐野広実による同名小説が原作。夫からのドメスティック・バイオレンスの被害に苦しむ妻たちが、絶望の果てで生きるためにたどり着いた“究極のシスターフッド”を描くミステリーだ。

「江ノ島のとある家で人生を取り戻していく女性たち」と「館山で発見された女性の不審死を捜査する刑事」という、一見すると交錯することのない2つの視点で展開していく。

夫からの壮絶なDVの末、DV被害者の女性たちが集う江ノ島のシェアハウスにたどり着く主人公・紀子役を、多部未華子が演じる。

そして、このたび新たに2人のキャストが発表された。

ひとりが、紀子がたどり着くDV被害者の女性たちが集うシェアハウスを取り仕切る昭江役を演じる、寺島しのぶ。

DVシェルターの機能を果たしているシェアハウスを運営しながら住人たちがその後の生活に向けて自立できるよう、彼女たちが働くためのパン店も営むという役どころ。

観察眼に長け何事にも動じない昭江は、夫から命がけで逃れ、その存在に脅かされる女性たちにとっての精神的支柱のような存在だ。やがて紀子が知ることとなる、住人たちの“秘密の行い”に覚悟を持って取り組んでいる。

さらに、もうひとり。“もう一人の主人公”とも言える不審死を捜査する刑事・北川薫を演じるのが、桜井ユキである。

館山南署の警部補である薫は、正義感が強く優秀だが、ある理由から捜査一課から左遷された経緯を持つ。

そんななか、ある女性の不審死の捜査を担当することになった薫は、自殺として処理されることになったその女性がDV被害にあっていたのではないかと思い至り、死因究明に向けて執念の捜査に乗り出すことに。

そんな薫と、“秘密のルール”を共有する紀子たちシェアハウスの住人たちの運命が交錯した時、下される女性たちの決断とは…。

新たな2人のキャスト、桜井と寺島のコメントも発表されている。以下、全文。

■桜井ユキ(北川薫役)

原作を読ませていただき「物事の善悪とは何か」ということを深く考えさせられました。

演じさせていただく薫は、刑事という職に就きながらも、ある痛みを抱えています。

薫だけではなく、多部さん演じる紀子、そしてシェアハウスで暮らす女性たちは想像もつかない壮絶な日常を過ごしてきた女性です。

「この人はきっとこうだろう」という私たちの日常でも思い当たる、他者への無責任なジャッジがこの物語にもあります。

彼女たちがのちに取る選択を、容易く否定も肯定もできませんが、せめて最後まで寄り添っていきたいという想いで臨ませていただきました。

もがきながらも、新しい道を自らの手で切り開いていく女性たちを、ぜひ見守ってください。

■寺島しのぶ(昭江役)

台本を読ませていただいた時、“問題作”であり“意欲作”であると感じました。

昭江は自分と同じような人たちを救いたいという思いで“秘密の行い”をしています。それは“善”ではありませんが、完全なる“悪”でもない。彼女たちが抱えている傷は、月日が経っても一生消えないということを、忘れないように演じたいです。

多部さんをはじめ、それぞれが適材適所のキャスティングで、撮影現場はこんな内容の話を撮っているのを忘れるほど楽しいです。これからハードなシーンの撮影も待っていますが、私たちなら大丈夫な気がしています。「こういう世界が本当にあるかもしれない」というリアリティを、このメンバーで実現したいです。

この物語がどんな人に届くか、正直分かりませんし、「こう見てください」とも全く言えません。ただ、彼女たちの行いが“正義”だと映らないといいなとは思います。あとは、私たちは演じるだけなので、監督がどう切り取ってどんな作品になるのか、私も楽しみです。

『連続ドラマW シャドウワーク』は2025年11月23日22時よりWOWOWにて放送・配信開始。