南沙良×出口夏希W主演作、釜山国際映画祭Vision部門へ正式出品
発表当時21歳の大学生だった波木銅による松本清張賞受賞小説を映画化した『万事快調〈オール・グリーンズ〉』が、第30回釜山国際映画祭のVision部門に正式出品されることが決定した。W主演を務めた南沙良と出口夏希、そして児山隆監督からは喜びのコメントが寄せられている。
・『愛されなくても別に』は“クソ”のような生活からサバイブする女性たちの青春映画だ
未来が見えない町に暮らす秀美と美流紅たち。自分たちの夢をかなえるために、この町とおさらばするには、一攫千金を狙うしかない! 彼女たちは、同好会「オール・グリーンズ」を結成し、禁断の課外活動を始める――。
ラッパーを夢見ながらも、学校にも家にも居場所を見いだせず鬱屈とした日々を送る朴秀美(ぼく・ひでみ)役には、映画初主演した『志乃ちゃんは自分の名前が言えない』(18年)で多くの映画賞新人賞を獲得、NHKの大河ドラマ『鎌倉殿の13人』『光る君へ』に出演、今年は『愛されなくても別に』で主演を務めるなど、多くの映画やドラマで活躍している南沙良。
もう一人の主人公、陸上部のエースで社交的、スクールカースト上位に属しながらも、家庭では問題を抱えている映画好きの矢口美流紅(やぐち・みるく)役には、雑誌「Seventeen」の『ミスセブンティーン2018』に選ばれ、現在は「non-no」専属モデルに加え、俳優として『舞妓さんちのまかないさん』、映画『余命一年の僕が、余命半年の君と出会った話。』(24年)『赤羽骨子のボディガード』(24年)『か「」く「」し「」ご「」と「』(25年)など話題作への出演が続く出口夏希。
このたび、9月17日から26日まで韓国・釜山で開催される第30回釜山国際映画祭のVision部門に、本作の正式出品が決定した。映画祭には、W主演の南沙良と出口夏希、そして児山隆監督が参加する予定だ。
1996年から始まり今年で30回目を迎えた釜山国際映画祭は、これまでも数々の日本映画が栄えある賞を受賞し、アジアを代表する映画の祭典として毎年注目を集めている。昨年は、『Cloud クラウド』(黒沢清監督)、『ナミビアの砂漠』(山中瑶子監督)、『ぼくのお日さま』(奥山大史監督)などの話題作が上映された。
本作は、韓国・アジアの新しい才能の発掘を目的としたVision部門での上映となる。同部門は、従来の映画祭の枠にとらわれない、多様なジャンルや表現形式の長編映画が対象となる。
南は「主演映画『万事快調〈オール・グリーンズ〉』が釜山国際映画祭に出品されることを、心から嬉しく、そして光栄に思います。この作品は、私にとっても思い入れの深い一本です。彼女たちの持つ力強さに救われながら、ひとつひとつのシーンを、キャスト、スタッフの皆さんと共に丁寧に紡ぎ上げました。先行してご覧いただく皆さまに、この物語がどのように届くのか、今からとても楽しみです。」と喜び明かした。
出口は「スタッフの方々やキャストの方々の思いを日本を超えて届けられることにとても嬉しい気持ちでいっぱいです。映画『万事快調〈オール・グリーンズ〉』は自分たちの境遇を変えようと奮闘する今を生きる痛快な女子高生たちのお話ですが、少しでもこの作品の良さを伝えられたらと思っています」と思いを語った。
また、釜山国際映画祭に正式招待の知らせを受け、飛び跳ねるほど喜んだという児山監督は、「向かい風を、まるで軽い冗談をかわすみたいに笑いながら駆け抜けていく彼女たちの姿は、きっと国境の向こうでも同じように最高にふざけていて、愉快で、そしてやっぱり万事快調なのだと思います。あの屋上から始まった物語がどこまで届くのか、釜山でお会いできることを楽しみにしています!」と期待を込めた。
9月17日~9月26日まで開催される第30回釜山国際映画祭は、俳優イ・ビョンホンが開会式の司会を、俳優ス・ヒョンが閉会式の司会を務める。これまでの常識を覆す不適切な青春を描いた本作が、海外でいかに評価されるか期待が高まる中、今後の続報にも注目したい。
■朴秀美:南沙良
主演映画『万事快調〈オール・グリーンズ〉』が釜山国際映画祭に出品されることを、心から嬉しく、そして光栄に思います。この作品は、私にとっても思い入れの深い一本です。彼女たちの持つ力強さに救われながら、ひとつひとつのシーンを、キャスト、スタッフの皆さんと共に丁寧に紡ぎ上げました。先行してご覧いただく皆さまに、この物語がどのように届くのか、今からとても楽しみです。国境を越え、ひとりでも多くの方に、この作品の想いが届くことを願っています。
■矢口美流紅:出口夏希
釜山映画祭に参加できると聞いて、スタッフの方々やキャストの方々の思いを日本を超えて届けられることにとても嬉しい気持ちでいっぱいです。映画『万事快調〈オール・グリーンズ〉』は自分たちの境遇を変えようと奮闘する今を生きる痛快な女子高生たちのお話ですが、少しでもこの作品の良さを伝えられたらと思っています。初めての釜山国際映画祭という事でドキドキしますが楽しみにしてます!
監督:児山隆
『万事快調〈オール・グリーンズ〉』が釜山国際映画祭に招待されたとの一報を聞いた時飛び跳ねて喜びました、大変光栄です。向かい風を、まるで軽い冗談をかわすみたいに笑いながら駆け抜けていく彼女たちの姿は、きっと国境の向こうでも同じように最高にふざけていて、愉快で、そしてやっぱり万事快調なのだと思います。あの屋上から始まった物語がどこまで届くのか、釜山でお会いできることを楽しみにしています!
『万事快調〈オール・グリーンズ〉』は2026年劇場公開。
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