10代のリアルがスクリーンを突き刺す! ラリー・クラーク衝撃の問題作『KIDS/キッズ』30年ぶり劇場公開
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セックス、ドラッグ、HIV…賛否を巻き起こした伝説の青春群像劇
セックス、ドラッグ、暴力——世界に突きつけた“キッズ”のリアルが、30年の時を経て再びスクリーンへ。写真家ラリー・クラークの監督デビュー作『KIDS/キッズ』(95年)が公開されることが決定。メインビジュアル、アザービジュアル、そして予告編があわせて解禁された。
・写真家ラリー・クラークの監督デビュー作『KIDS/キッズ』の場面写真をすべて見る
ティーンエイジャーのリアルな姿を捉えた写真集「タルサ」などで知られるラリー・クラーク。マーティン・スコセッシ、ガス・ヴァン・サント、フランシス・F・コッポラら多くの映画監督に影響を与えた彼が、満を持して1995年に発表した『KIDS/キッズ』は、セックス、ドラッグ、HIVといったテーマを、まるでドキュメンタリーのような手法で描写。そのセンセーショナルな内容が全米で賛否を巻き起こし、日本でも大ヒットを記録した。
製作総指揮にはガス・ヴァン・サントが名を連ね、脚本は当時19歳だったハーモニー・コリンが担当した。撮影は『マイ・プライベート・アイダホ』の名カメラマン、エリック・エドワーズが務め、そのショッキングな映像から「フィクションか現実か」という論争にまで発展した。音楽はダイナソーJr.のベーシストでありセバドーのボーカル&ギタリストでもあるルー・バーロウが手がけ、ダニエル・ジョンストンらが参加したサウンドトラックは映画とともにヒットを飛ばした。
キャストには俳優ではなく、クラークが街中で出会ったスケーターたちが起用された。当時演技未経験だったクロエ・セヴィニーは、本作で演じたジェニー役をきっかけに時代のアイコンとなった。また、現在も女優として活躍するロザリオ・ドーソンがルビー役で出演している。
今回解禁されたのは、登場人物たちの表情と4色のカラーリングが印象的なメインビジュアル、そして街を歩くストリート・キッズたちの佇まいを捉えたアザービジュアル。さらに12点の場面写真では、衝動的で怖いもの知らずな危うさと、同時に繊細さも併せ持つ彼らの姿が切り取られている。
予告編では、ルー・バーロウのプロジェクトバンド、デラックス・フォーク・インプロージョンによる名曲「Daddy Never Understood」に乗せて、セックス、ドラッグ、暴力にまみれた彼らの生活が描かれる。後半では、HIVに感染し思い悩むジェニーの姿とともに、夜の街角やプールでロマンチックなひとときを過ごす若者たちのシーンが対照的に映し出されていく。
また、映画ファンの間で支持を集めるヴィンテージTシャツブランド「weber」とのコラボレーションも決定。ニューヨークのストリートを舞台にした本作のキーアートや象徴的な場面をデザインに取り入れ、レイアウトやプリントの色味、割れ感や風合いにこだわった90年代テイストのTシャツが、劇場およびweberのオンラインストアにて全4種展開で販売される。
『KIDS/キッズ』は2025年10月17日より全国公開。
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