小松菜奈、大胆背中開きドレス纏い二宮和也とレッドカーペットへ！シースルー素材のドレスから美脚もチラリ

二宮「貴重な経験ができましたし、何よりいい思い出に」

映画『８番出口』が、カンヌ国際映画祭オフィシャルセレクション「ミッドナイト・スクリーニング」部門へ正式招待され、深夜に開催された公式上映にて世界初のお披露目。主演の二宮和也、共演の小松菜奈、川村元気監督が現地のレッドカーペットに登場した。

・『８番出口』レッドカーペット＆公式上映の写真をすべて見る

本作は、累計170万ダウンロードを超える世界的ヒットを記録した“異変”探し無限ループゲーム『８番出口』の実写映画化作品。主演は二宮和也、共演に河内大和と小松菜奈、監督・脚本を川村元気が務める。

5月13日から5月24日まで開催される第78回カンヌ国際映画祭。「ミッドナイト・スクリーニング」部門は、映画祭期間中、深夜に特別上映される映画枠であり、アクション、スリラー、ホラー、ドキュメンタリーなど、ジャンルを問わず、大胆で独創的、そして常識を覆すような作品が選出される、映画祭の公式セレクションのひとつだ。これまでにも、世界的ヒットを記録した『新感染 ファイナル・エクスプレス』や、第97回アカデミー賞国際長編映画賞の香港代表に選出された『トワイライト・ウォリアーズ 決戦！九龍城砦』など、注目作を輩出してきた。

・『８番出口』カンヌ国際映画祭上映の写真をもっと見る

そんな「ミッドナイト・スクリーニング」部門での公式上映が、現地時間5月19日0時30分、映画祭のメイン会場「Grand Theatre Lumière（グランド・シアター・リュミエール）」にて行われた。上映前には、本作がカンヌ国際映画祭初参加となる二宮和也と小松菜奈、そして2023年の『怪物』以来2年ぶり、監督としては初参加となる川村元気監督、さらに脚本家の平瀬謙太朗が、映画祭メイン会場前に敷かれたレッドカーペットに登場。二宮はタキシード、小松は大胆なシースルーの黒のロングドレスに身を包み、川村監督やスタッフとともに笑顔で手を振りながら歩き、多くのカメラマンからフラッシュと歓声を浴び、鮮烈なカンヌデビューを飾った。

いよいよ始まる公式上映を前に二宮は、「『８番出口』に携わる方々の喜ぶ姿が見られたのは嬉しかったです。作品を通して考えたことや、演じる上で、台本に書いてあることを立体化することに時間がかかったり、いろいろなことがありましたが、周りの皆さんの顔を見ていると頑張ってよかったなと思います。とにかく今夜はお祭り騒ぎしたいですね！ 評判が直にくると思うので、厳しい現実が待っているかもしれませんが、それも含めて、みんなでどきどき・そわそわできるのは、ここでしか味わえない体験だなと思います」と意気込みを語った。

小松は「先ほど、ホテルでもいまから映画を見に行きそうな方たちをたくさん見かけて、盛り上がっている雰囲気を肌で感じています。映画『８番出口』がカンヌでスタートを切れる喜びと、この時間を思う存分に楽しみたいという気持ちでいっぱいです」と期待を明かし、そのまま場内へと足を運んだ。

男女問わず幅広い層の映画ファンが本作の上映を心待ちにしており、会場は熱気に包まれていた。全2300席のチケットは完売し、深夜にもかかわらず場内は超満員。そんな中、二宮、小松、川村監督が入場すると、観客は立ち上がって拍手で迎え、ついに上映がスタートした。

本編が終了し、エンドロールが流れ始めると、まだ場内が暗いにもかかわらず、再び拍手が巻き起こる。そして音楽が完全に鳴り止んだ瞬間、2300人が総立ちとなり、スタンディングオベーションが発生。その時間は、奇しくも8分間に及んだ。会場全体が一体となったかのような感動的な光景の中、二宮は笑顔で会場の端から端まで手を振り続け、小松は瞳を潤ませながら応えた。川村監督は「Merci beaucoup！（ありがとう！）」と感謝の気持ちを込めて挨拶し、全身全霊でその熱気に応じた。

公式上映を終えた後、関係者らは「よかったね〜！」と満面の笑顔で拍手。二宮は「カンヌの皆さんに温かく受け入れてもらえて良かったです。海外で映画を観るのは初めてなので貴重な経験ができましたし、何よりいい思い出になりました」と喜びを明かした。

小松は「上映前から拍手で盛り上げてくれた観客の皆さんと、最初から最後まで同じ空間で一緒に映画が見られたことはとても意味のあることですし、真剣に作品に向き合ってきて良かったなという報われた気持ちと、そんな作品に携わったみなさんと一緒に過ごせて胸が熱くなりました」と感激の様子を語った。

そして川村監督は「上映終了後の拍手がたまらなかったです。このために映画を作っているのだなあ、という気持ちになりました」と、万感の思いを口にした。

『８番出口』は2025年8月29日より全国公開。