(前編)動員100万人突破の『ドラえもん』V3を制するのはどの作品か?

#週末シネマリサーチ

『スーパーヒーロー大戦GP 仮面ライダー3号』
(C)「スーパーヒーロー大戦GP」製作委員会  (C)石森プロ・テレビ朝日・ADK・東映AG・東映ビデオ・東映
『スーパーヒーロー大戦GP 仮面ライダー3号』
(C)「スーパーヒーロー大戦GP」製作委員会 (C)石森プロ・テレビ朝日・ADK・東映AG・東映ビデオ・東映

【週末シネマリサーチ】
〜意外なところにヒットの秘密が!〜
週末公開される注目映画の興行収入や観客動員数を、キャストのメディア露出や注目ニュース度をもとに推測! ヒット予想を展開します。「あの人の熱愛!」や「思わぬスキャンダル」報道が大ヒットの要因になるかも!?

●先週は動員順がズバリ的中!

3月14日〜15日のランキングは『映画ドラえもん のび太の宇宙英雄記』が土日で41万人を動員し、V2を達成。公開から9日間で100万人を突破した。新作の『イントゥ・ザ・ウッズ』『ストロボ・エッジ』『映画プリキュアオールスターズ 春のカーニバル♪』『風に立つライオン』の動員順はズバリ的中、『イントゥ〜』も予想通りの動員32万人と数字を伸ばしたが、『ドラえもん』の勢いが止まらず2位に甘んじた。

今週は、ベン・ステイラー主演の人気アドベンチャー『ナイト ミュージアム』シリーズ最終章『ナイト ミュージアム/エジプト王の秘密』や、週刊少年ジャンプの人気コミックを実写化した『映画 暗殺教室』、東映の『スーパーヒーロー大戦』シリーズの『スーパーヒーロー大戦GP 仮面ライダー3号』あたりが上映館数も多く、上位争いに加わってきそうな気配だ。
(※ランキングは観客動員数、上映館数は公式HPや配給情報参照)

◎『スーパーヒーロー大戦GP 仮面ライダー3号』(東映)
○『ナイト ミュージアム エジプト王の秘密』(20世紀フォックス)
▲『映画 暗殺教室』(東宝)
×『陽だまりハウスでマラソンを』(アルバトロス・フィルム)
×『スピッツ 横浜サンセット2013 劇場版』(Grasshopper)
(◎:大本命 ○:対抗 ▲:一発あり △:穴で ×:期待)

◎【2位予想】『スーパーヒーロー大戦GP 仮面ライダー3号』
東映の特撮ヒーローが共演する『スーパーヒーロー大戦』シリーズ。本作では、幻の仮面ライダー3号が登場。仮面ライダードライブとの出会いにより、さまざまな物語と激しいバトルが展開される。仮面ライダー3号の演じるのは及川光博。

大崩れしない優良コンテンツである『仮面ライダー』。特に『スーパーヒーロー』シリーズは、『仮面ライダー×スーパー戦隊 スーパーヒーロー大戦』(12年)が全国292スクリーンで動員35万人、興収4億1000万で初登場1位、『仮面ライダー×スーパー戦隊×宇宙刑事 スーパーヒーロー大戦Z』(13年)が全国289スクリーンで動員20万人、興収2億3000万で3位と実績十分。

本作も300館を確保。プロモーション活動も、「ラッスンゴレライ」のリズムネタ漫才でブレイク中のお笑いコンビ「8.6秒バズーカー」とのコラボCMや、3月2日に行われた完成披露イベントでは、及川が仮面ライダー愛を熱く語るなど、精力的に行っている。“幻の3号”というキャッチはファンにはたまらない。過去の実績からみても動員25〜30万人は期待できるだろう。2位予想としたが『ドラえもん』のV3阻止の1番手、逆転の可能性も。(後編へ続く…)

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