鳥越俊太郎が初の親子トークを披露、ファッショナブルになった父親を娘さやかが心配!?

鳥越俊太郎(左)と娘・さやか(右)
鳥越俊太郎(左)と娘・さやか(右)
鳥越俊太郎(左)と娘・さやか(右)
鳥越俊太郎

俳優として、監督として活躍し続けるロバート・レッドフォードが監督・主演を兼務した『ランナウェイ/逃亡者』のトークイベントが、9月26日に日本女子大で行われ、ジャーナリストの鳥越俊太郎とヴォーカリストで女優の鳥越さやかが登壇。初の親子トークを披露した。

[動画]『ランナウェイ/逃亡者』予告編

同作は、1969年にベトナム戦争反対を訴え連続爆破事件をおこした過激派グループの元メンバーでシングルファーザーでもあるジム(ロバート・レッドフォード)と彼を追う若き新聞記者ベン(シャイア・ラブーフ)の姿、そして30年間の逃亡劇の裏に隠された真実を描き出す社会派サスペンス。

映画の感想について鳥越は「アメリカの歴史、ジャーナリズムに関心を持っているので、ジャーナリストとして、父親として、いろんな立場で見た」とコメント。娘のさやかは「4歳になる息子を育てていますが、親子だけでなく革命家同士の人間関係など、血縁関係を超えて描かれている。人間ドラマとして見ました」と語った。

また鳥越は記者であるベンの思いに共感を示し、「ジムとの絆を求めて深みにはまっていく。人間の絆を描いているという点で非常によくできている」と、ジャーナリストとしての観点から作品を高評価。

そんな父親についてさやかは、「人が言わないことをズバっという人なので、だからこそ尊敬している。言いにくいこともあると思うけど、どんどん言い続けていってほしい」と尊敬の念を示す一方で、「私が小さい頃は、いかにも記者という感じのバンダナをまいて狭い部屋にこもってずっと(原稿を)書いていた。今でこそこんなイベントに出てブランドものを着たりしていているけれど、今の方がちょっと心配になるくらい」と、おしゃれに変化した父親に苦笑いしていた。

最後の挨拶では「最近はなんとなくモノを言いづらくなっている。東京オリンピック招致に成功して、アベノミクスが滑り出し上々で、そういう空気の中で今の政権に異論を差し伸べるのは言いづらい空気を感じる気がする」とジャーナリストとしての意見を率直に吐露していた。

『ランナウェイ/逃亡者』は10月5日より全国公開される。

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