『かもめ食堂』の小林聡美の主演作は、またしてもお腹の空く映画!

小林聡美と桜沢エリカ
小林聡美と桜沢エリカ

来月公開される映画『プール』に主演した小林聡美と、原作者の桜沢エリカの出版記念サイン会が、8月23日に丸善・丸の内本店で行われた。

出版されたのは、小林のエッセイ『アロハ魂』と、桜沢の原作漫画『プール』の2冊(共に幻冬舎)。200人限定のサイン会で、当日は2階の特設会場から1階まで、長い行列ができていた。

タイのチェンマイにあるゲストハウスを舞台にした物語で、母と娘をはじめとした5人の人間模様が描かれていく。小林が主演した『かもめ食堂』『めがね』に続く癒し系第3弾で、小林が風変わりな母親役を演じている。

原作漫画を読んだ感想を聞かれた小林は、「私は美しく描いてもらいました」とニッコリ。映画で描かれる母娘の葛藤については、「今は友だち親子が多いようですが、私のような昭和な人間にとっては、母は母であり、(内面まで)分からないのは当たり前でした」と言いつつも、「『プール』の母娘は、見たことのない関係でしたね」と感想を述べた。

一方、小林の役に自身の母親を投影したという桜沢は、笑顔を浮かべながらも「色んな親がいるんです。この歳になっても、母に対する恨みはあります」と本音をもらしていた。

劇中で初の歌を披露している小林は、「音楽をやっている方々は本当にすごいと思います。見られる、撮られることを前提に、歌いながらギターを弾くのは、本当に大変でした」と告白。大変そうには見えなかったという声には、「一応、女優なので……」と苦笑いしていた。

『かもめ食堂』『めがね』では、どことなく懐かしさを感じる美味しそうな料理の数々も話題となったが、桜沢によると、今回も「タイ料理が食べたくなります。(小林)聡美ちゃんの映画はいつもお腹がすきます」とのこと。

『プール』は、9月12日よりシネスイッチ銀座ほかにて全国公開される。

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『プール』作品紹介
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