大泉洋のエッセイ本が発売10日で7万部。瞬間風速で村上春樹抜き早くも文豪気取り!?

24歳の頃の等身大パネルと共に写真に収まる大泉洋
24歳の頃の等身大パネルと共に写真に収まる大泉洋
24歳の頃の等身大パネルと共に写真に収まる大泉洋
24歳の頃の等身大パネルと共に写真に収まる大泉洋
大泉洋
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あだち充が手がけた表紙の原画を見る大泉洋
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大泉洋が1997年から2005年まで雑誌3誌で連載していた幻の原稿と、新たに書き下ろした原稿とで綴った「大泉エッセイ 〜僕が綴った16年」(税込1365円/メディアファクトリー)。このエッセイ本が発売前に重版を重ね、発売10日で7万部を超えるヒット作になったことにちなみ、4月29日に池袋コミュニティ・カレッジで発売記念イベントを行った。

大泉洋エッセイ本発売記念イベント、その他の写真

この日の大泉は着物を着て、文豪風の出で立ちで登場。集まった観客から黄色い声で迎えられると、「読者のみなさん、今日は私の出版イベントにお集まりいただきまして、誠にありがたい。今日は読者の諸君と私の書いたこの本について、大いに語ろうではありませんか?」と大御所らしく呼びかけ、客席からはクスクス笑いが漏れていた。

さらに大泉は「ペンは剣よりも強しと申しまして、私の筆の力で世の中を変えていければと思っております。何かと暗い世の中をペンの力で、私と読者の諸君と共に、日本を変えていこうじゃありませんか!」と呼びかけ、拍手が巻き起こっていた。

司会からは、この本がどれだけ売れているかを示すデータが示され、「リブロ池袋店では、4月16〜18日の書籍総合ランキングで1位を獲得。なんと瞬間風速3日間で、村上春樹さんに勝ちました」と発表されると、会場からは大きな拍手に加え、「先生!」「先生!」と先生コールが飛び出す盛り上がりぶり。大御所・大泉も思わず「今日はテレビカメラも回っているから、謎の集会だと思われると報道されないので、ほどほどにしておかないと」とたしなめる場面も。

その後、大泉は「ありがと、ありがと。いやぁ、春樹くんとはデビューの頃から、しのぎを削っとったなぁ」と感慨深げに振り返ると、司会からは「あれ、今回って1冊目ですよね?」と鋭い突っ込みが。

だが大泉は、そんな突っ込みを無視して「そのうち何10年もしたら、僕と春樹くんとの間の手紙とか世に出るんじゃないかな。『大泉から春樹への手紙』みたいな」とコメント。だが「どんな内容だったりするんですか?」と司会に聞かれると、「初めましてみたいな」と照れ笑い、客席を大いに沸かしていた。

また、「発売前重版」に関して、「私はね、この発売前重版に至ってはあまり意味がわかってないからね」と切り出し、司会から「版を重ねると書いて、これくらいなら、みなさんに買ってもらえると思って刷ったら、それ以上の反響が来て、もっと本を刷ろうじゃないかということ。すでに4刷までいっています」との説明を受けた。

だが、それでも腑に落ちないようで、大泉は「3刷とか4刷とか言うが、要はこの本を出した出版社が俺の本の売れ行きを読み間違えたって話だろ。これくらいしか売れないって思ってたら、もっと欲しい人がいたって話で。だから言ってんだ、俺は出版社に、もっといっぱい刷れって」と大御所キャラのまま笑顔で苦言を呈し、客席を笑わせていた。

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