『キル・ビル』D・キャラダイン遺族が、タイでの過激報道に怒り

6月4日に、『キル・ビル』でユマ・サーマン演じるヒロインの宿敵ビルを演じたデヴィッド・キャラダインが、映画の撮影のため滞在していたタイのバンコク市内の高級ホテルで、遺体で発見された。

72歳だったキャラダインは映画“Stretch”(原題)の撮影のために、数日前からバンコクに滞在していたが、ホテルの自室のクローゼットの中で、カーテンのひもで首を吊った状態で死亡しているのが、ホテルのメイドによって発見された。ひもは首だけでなく、体の一部にも巻き付けられた状態だったが、部屋に何者かが侵入した形跡がないことから、タイ警察当局は自殺の可能性が高いと見ている。

現地での報道は過激なもので、顔や体の一部は隠されているものの、クローゼットに吊るされた裸の遺体の写真を掲載したタブロイド紙もあったという。キャラダインの遺体の手が縛られていたという一部報道もあったが、現地に同行していたキャラダインのマネージャーはこの報道を否定している。

キャラダイン夫人や、弟で俳優のキース・キャラダインら遺族は、タイにおける興味本位の報道に怒りを表明し、法的行動に出ることも辞さない構えだ。マネジャーは、仕事も順調だったキャラダインに自殺する理由はないと話していて、そうした点からも遺族はタイ当局による「自殺」という見解に不信感を抱いているようで、キースはFBIに協力を要請、遺体はバンコク駐在米国大使館に引き渡され、米国でも検死を実施する。

デヴィッド・キャラダインは、父ジョンや異母弟のキース、ロバートも俳優という芸能一家に生まれ、70年代にTVシリーズ『燃えよ! カンフー』に主演して人気を博した。武術や東洋哲学にも造詣が深く、クエンティン・タランティーノをはじめ、彼を信奉する映画人は少なくない。

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