冨永愛が偉大な女性の半生を知り、女として居ても立ってもいられない気持ちに

冨永愛(左)とミシェル・ヨー(右)
冨永愛(左)とミシェル・ヨー(右)

アジア女性初のノーベル平和賞受賞者にしてビルマ民主化運動リーダーでもあるアウンサンスーチー。彼女の激動の半生を描いた『The Lady アウンサンスーチー ひき裂かれた愛』の来日記者会見が、6月28日にグランドハイアットで来日記者会見が行われた。

アウンサンスーチーの半生描いた映画で主演のミシェル・ヨーとベッソン監督が来日

会見に出席したのはリュック・ベッソン監督と主演のミシェル・ヨー。ベッソン監督は「この映画は非常に特別な作品。心のすべてを捧げ、3年間かけて作った作品です」と胸を張った。

ミシェルは、ビルマ語も身につけ完璧に準備して撮影に臨んだそうで、ベッソン監督は「だから、監督としてすることなんてほとんどなかった」と主演女優を称えた。

この日はモデルの冨永愛もかけつけ花束を贈呈。映画について「スーチー女史は孤独と闘い、最愛の夫の死に目にも会えず、ビルマに魂を捧げた女性。映画を見て、同じ女として居ても立ってもいられない気持ちになり、彼女の強い愛に感動しました」と絶賛する一方、「ビルマの現状を知ってはいたんですけど、そこまで関心を示してなかった自分が情けない」と反省していた。

同作は、アウンサンスーチーが軟禁状態から解放されるシーンを撮った翌日、偶然にも実際にスーチー女史が解放されたそうで、そのことを冨永がベッソン監督に聞くと監督は、「撮影を終えてテレビをつけたら、民衆に手を振るスーチー女史の映像が映り、しかも携帯で撮ったような荒い映像だったので、(撮ったばかりのフィルムが)盗まれたのではないかとギョッとした」と明かしてから、「もちろん女史のことを思うと嬉しかった」と話していた。

また、ミシェルは映画について「我々の愛の詰まった作品が、ベッソン監督の手によってすばらしい作品に仕上がりました。この映画を通じて、愛というものがあれば世界はより良くなるんだということが伝えられれば」と思いを語った。

『The Lady ひき裂かれた愛』は、7月21日より角川シネマ有楽町ほかにて全国公開される。

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