松本幸四郎が“命”を繋ぐ映画で、松たか子との声の共演に「幸せだった」とコメント

後列左から松本幸四郎、松たか子、マーサ・ホームズ監督、マイケル・ガントン監督
前列は猫ひろし率いるスペシャルサポーターの子どもたち
後列左から松本幸四郎、松たか子、マーサ・ホームズ監督、マイケル・ガントン監督
前列は猫ひろし率いるスペシャルサポーターの子どもたち
後列左から松本幸四郎、松たか子、マーサ・ホームズ監督、マイケル・ガントン監督
前列は猫ひろし率いるスペシャルサポーターの子どもたち
観客に手を振る松本幸四郎(左)と松たか子(右)
登壇する松たか子(左)と松本幸四郎(右)
マイケル・ガントン監督
左から松たか子、マーサ・ホームズ監督
松たか子
松本幸四郎
花束を贈呈される松たか子(左)、マーサ・ホームズ監督(中央)、マイケル・ガントン監督(右)
挨拶する猫ひろし(前列中央)
Tシャツを披露する猫ひろし
握手する松たか子(左)と猫ひろし(右)

英国BBCが撮影日数3000日、総製作費35億円をかけて製作したネイチャードキュメンタリー『ライフ ―いのちをつなぐ物語―』。この映画の特別完成披露試写会が7月5日にTOHOシネマズ 六本木ヒルズで行われ、ナレーションをつとめた松本幸四郎、松たか子、マイケル・ガントン監督、マーサ・ホームズ監督、スペシャルサポーターの猫ひろしらが登壇した。

[動画]『ライフ ―いのちをつなぐ物語―』予告編
『ライフ ―いのちをつなぐ物語―』公開記念イベント、その他写真

まずはガントン監督が「コンバンハ」と日本語で挨拶。するとホームズ監督が「じゃあ私も」と言い、日本語で「コンバンハ」と続ける。すると松も「改めて丁寧に言わないといけないと思います。こんばんは(笑)」と挨拶し、観客の笑いを誘っていた。

本作のナレーションについてホームズ監督は「イギリス版は、最初ガントン監督と2人でやろうかという話もあったが、さすがに冒険しすぎだと思って、結局ダニエル・クレイグにお願いした。なので、日本版は2人にやっていただけて良かったです。日本語はわからないが、どうしても興味があって最初の5分だけ見たのですが、我々が求めていたトーン、思い、共感、全てが込められていました」と太鼓判。

これに対して松は「光栄です。とても嬉しい」とコメント。松本は「大変嬉しいですし、今のこういう状況でみなさんと試写会を迎えられ、自分がナレーションをつとめることができたのは本当にありがたいこと」と答えていた。

フクシマでの事故以来、映画人がほとんどやって来ないなか、司会が来日した2人の監督に感謝の意を述べると、ガントン監督は「来日しない理由なんてどこを探しても見つかりませんでした。迷いは一切なかった」とコメント。会場から大きな拍手が起こり、続けてホームズ監督も「イギリスでテレビを見ていて、日本の方々の乗り越えて行く様子、ストイックに落ち着き払った様子は画面を通して強く伝わってきた」と語った。

その後、スペシャルサポーターとして、猫ひろしが17カ国の子どもたちと共に動物の着ぐるみを着て登場。登壇者4人へ花束を贈った。猫は着ぐるみを唐突に脱ぐと「ワンライフ プロジェクト」のTシャツを披露。「来年のロンドンオリンピックでは、この(絵柄の)チーターみたいに早く走ってカンボジア人としてオリンピックに出れるようがんばります! このTシャツを1枚購入すると、東北の子どもたちにノートが1冊送られます。よろしければお願いします!」とチャリティ協力を呼びかけた。

最後に松は、映画の見どころについて「原題は『ワンライフ』で、意味はかなり深いのではないかと思います。与えられた特性を生かし切った動物ばかりが出てくるので、私たち人間も動物と同じくらい生き切れているだろうかと考えさせられる作品になっています」とコメント。松本は「歌舞伎では襲名というものがあります。“名”は本当は“命”です。命を渡すという作業は生物にとっていかに崇高で大事なことか、この作品は教えてくれます。自分の命の受け渡した1つである松たか子とナレーションが一緒に出来て本当に幸せでした」と締めくくった。

『ライフ ―いのちをつなぐ物語―』は9月1日よりTOHOシネマズ日劇ほかにて全国公開となる。

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