“普通の男子”にかわいい子が次々と! 男子の夢想を丸ごと描く

#ニセコイ#元ネタ比較#週刊少年ジャンプ

『ニセコイ』
(C)2018映画『ニセコイ』製作委員会
(C)古味直志/集英社
『ニセコイ』
(C)2018映画『ニセコイ』製作委員会
(C)古味直志/集英社

【元ネタ比較】『ニセコイ』前編
少年ジャンプの記録を更新したヒットコミックが原作

全25巻ある単行本のシリーズ累計が1200万部を突破し、テレビアニメシリーズ化もされたヒットコミック「ニセコイ」が実写映画化された。原作は「週刊少年ジャンプ」で2011年から2016年まで連載され、ジャンプのラブコメ史上で最長連載を果たしたコミックというのがウリ。

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しかし、「週刊少年ジャンプ」はスポーツやアドベンチャーが主流で、あだち充を継承する「週刊少年サンデー」や、昨今やたらとラブコメを量産する「少年マガジン」と違ってそもそもラブコメが多いわけではない。とはいえ、読者アンケートを重視し、人気至上主義で知られる天下の「週刊少年ジャンプ」でこれだけ長期連載できたのは相応の面白さがあるからだろう。

原作コミック「ニセコイ」は、ひと言で言えばハーレム漫画だ。主人公は勉強熱心で一見普通の高校生だが、実は地元でも有名な“集英組”組長のひとり息子の一条楽。集英組と敵対するアメリカのギャング組織“ビーハイブ”のボスのひとり娘の桐崎千棘と、楽は政略的に無理やり恋人のフリをさせられる。そんな楽にクラスメイトの純真無垢な美少女・小咲、結婚の約束を交わしたという転校生の万里花、ビーハイブの構成員で実は女の子である誠士郎、小咲の妹の春、幼なじみの羽(ユイ)などなど、かわいい女の子たちが好意を寄せてくる。

これといってとりえのない普通の少年の前に次から次へとかわいい女の子が現れて恋のさや当てを繰り広げる、男の子の夢がそのまんま描かれているのだ(中編に続く…)。

中編「金髪碧眼の中条あやみ、「非の打ち所がない」と原作者からお墨付き!」