イ・ビョンホン「やってもやっても分かりませんでした(笑)」中国語に悪戦苦闘

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(C)2019 CJ ENM CORPORATION, DEXTER STUDIOS & DEXTER PICTURES ALL RIGHTS RESERVED
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イ・ビョンホンハ・ジョンウマ・ドンソクの韓国トップスターが勢揃いした映画白頭山大噴火』が、日本で公開中だ。ムビコレではビョンホンのインタビューを掲載、本作や初めて挑戦したという“北朝鮮人役”について語ってくれた。

・『白頭山大噴火』イ・ビョンホン インタビュー全文:白頭山の次なる大噴火を阻止せよ! 軍の特殊チームと元工作員が挑む決死のミッション

イ・ビョンホン、キャリア初の北朝鮮人役 中国語にもチャレンジ

本作は、韓国で観客動員820万人超えのヒットをマークしたディザスターアクション映画。物語の舞台は、北朝鮮と中国の国境地帯にそびえる白頭山(ペクトゥサン)。白頭山で観測史上最大の噴火が発生し、遠く離れたソウルも大地震の直撃を受けて市民は大混乱に陥る。軍の特殊チームに任命されたチョ・インチャン大尉(ジョンウ)は、朝鮮半島全体に壊滅的な被害をもたらす可能性がある第4次爆発を阻止すべく、「75時間以内に白頭山の地下で人工的な大爆発を起こす」という不可能に近いミッションに挑む。そのために北朝鮮の工作員リ・ジュンピョン(ビョンホン)に接触し、ミッションに不可欠な核ミサイルを手に入れるべく北朝鮮に潜入する……というストーリーが展開される。

ビョンホンは本作について「パニック映画というジャンルですが、二人の男の友情と裏切り、そうした感情が描かれているある種のバディームービーのようでもあります。友情、愛、裏切り、そしてスリル、本当にたくさん色々詰まっている映画です」と解説。「これだけ多くのことを一つの映画に込められるのかと思うほど、すべての感情が込められていて、まるでギフトセットのような映画だと思います」と語った。

北朝鮮人の役は、俳優キャリアの中で初めて。「初めて北朝鮮の言葉を話さなければならなかったですし、中国語のセリフもありました。最初はそのプレッシャーがありましたね。幸い、とても素晴らしい北の方言を教えてくださる先生が撮影現場で常にコーチしてくださいました。気になることがあればすぐに私から質問しましたし、またアドリブのセリフ箇所などもあった関係で常に現場に居ていただかなくてはならない状況でしたが、本当にたくさん助けて頂きました。中国語に関しても、中国の方に来ていただいてそのセリフのイントネーションや発音をチェックしてもらいました。北の言葉は基本的には韓国語と同じなので、継続して練習すればある程度はニュアンスやトーンもわかるようになって慣れてくるんですが、中国語はやってもやってもなかなか分かりませんでした」と笑う。

複数の過去作品で名セリフを生み出してきたビョンホン。今回も、新たな名セリフが生まれるのか?

「この映画は(ハ・ジョンウ演じる)チョ・インチャンとリ・ジュンピョンのバディームービーとも取れると思うのですが、一人が南の文化で、もう一人は北の文化という設定です。互いにコミュニケーションが不便な部分もありますし、一つずつ学んでいく部分もあります。例えば、インチャンは略語をとてもうまく使いこなします。はじめはジュンピョンはその略語文化を全く知らないので、何のことを言っているのかまったく分からないのですが、とても賢くて頭の回転が速い人間なのでそれをすぐに理解していきます。そしてそれが何を意味している言葉なのか分かるようになると、むしろ自分がインチャンよりも多く略語を使いこなし、面白い略語を自ら作り出したりするようになります(笑)。そうしたコンセプトはどうかと、監督と話して誕生したアドリブも中に混じっています」

インタビュー全文では、本作の見どころや初共演のハ・ジョンウ、共同監督のイ・ヘジュン監督とキム・ビョンソ監督とのやり取りについても語っている。『白頭山大噴火』イ・ビョンホンのインタビュー全文はこちら!