『真夏の夜の夢』イベントを世界遺産で開催!

左から平良進、平良とみ、蔵下穂波、中江裕司監督
左から平良進、平良とみ、蔵下穂波、中江裕司監督

シェイクスピアの原作を、沖縄を舞台に映画化したハッピー・ストーリー『真夏の夜の夢』の先行上映イベントが、世界遺産として知られる沖縄の中城城(なかぐすくじょう)跡で7月4日に行われ、平良進、平良とみ、蔵下穂波らキャストと中江裕司監督らが登壇した。

『ナビィの恋』『ホテル・ハイビスカス』など沖縄を舞台にした映画を作り続けている中江監督が総合演出を手がけたイベントでは、伝統芸能の獅子舞やライブ、ウチナー(沖縄)芝居なども披露され、1100名の観客は大いに盛り上がった。

映画上映後、まず平良進が「昔はキムジン(映画にも登場する精霊)と人間が共存していた。そういう世の中になれば、穏やかな世の中になる」と挨拶。中江監督は、「あらゆる沖縄の人たちに助けられて、この映画を作ることができました」と感極まった様子だった。

主演は柴本幸(ゆき)。俳優・柴俊夫と女優・真野響子の1人娘であり、9月に公開される歴史大作『TAJOMARU』ではヒロイン役に抜擢され話題に。キリリとした美貌と卓越した演技力に注目が集まっている逸材だが、この日は残念ながら欠席。ビデオメッセージが上映された。

イベントの最後には、劇中でキムジンを演じた蔵下穂波が登場。「オレ様は、いつでもどこでもみんなの最高の幸せをお願いしている。オレ様のことを忘れないで。また映画館で会おう!」とキムジンとしてのメッセージを言い残して姿を消すと、会場からは大きな拍手が巻き起こった。

『真夏の夜の夢』は7月18日より沖縄で先行上映され、25日よりシネカノン有楽町2丁目ほかにて全国公開される。

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