二階堂ふみ「平和な世界を諦めない」『わたしの知らない子どもたち』公開御礼舞台挨拶で西川美和監督と登壇!

#わたしの知らない子どもたち#二階堂ふみ#小八重葵美#西川美和

(C) 2026 K2 Pictures・AOI Pro.
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二階堂ふみ&西川美和監督が撮影裏話や作品に込めた強い想いを明かす

『すばらしき世界』(20年)の西川美和監督が原案・脚本・監督を務めるオリジナル最新作映画『わたしの知らない子どもたち』の公開御礼舞台挨拶が開催され、W主演を務めた二階堂ふみと西川美和監督が登壇。撮影時の裏話や作品に込めた強い想いを語った。

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・『わたしの知らない子どもたち』西川美和監督×小八重葵美インタビュー

西川監督にとって6年ぶりの最新作となる本作は、終戦直後の東京でたったひとり生きることになった12歳の少女・茅野琴子(小八重葵美)の姿を描いた物語。第51回トロント国際映画祭コンペティション部門【プラットフォーム部門】のオープニング上映作品に日本映画として初めて選出されたことでも注目を集め、10月16日の公開以来、観客から賞賛の声が続出している。

上映終了後に登場した、主人公の元担任教師・曽根文美子を演じた二階堂は「終わった後に拍手があったとのことでとても安心しました。見た直後の方々にこうしてお会いする機会もなかなかないので、今日は色々とお話しさせていただけたらと思います」と笑みを浮かべた。トロント国際映画祭以来、日本では初めての2ショット登壇となった西川監督も「上映後のお客様と二階堂さんと一緒にこうしてお話しできる機会は初めてなので嬉しいです」と喜びを語った。

二階堂と西川監督はプライベートでの親交はあったものの、監督と俳優としてタッグを組むのは本作が初めて。西川監督は「しっかりとした意思と自己をお持ちの方だと感じていた。曽根は成熟度の高い俳優さんにやっていただきたいと思った時に、一番に思い浮かびました」と抜擢理由を明かすと、元々西川監督のファンだったという二階堂も「西川さんの映画の現場に行けるというだけで、ぜひ参加させていただきたいと思った」と語り、「脚本を読んで、西川監督が覚悟を持ってリサーチをされて想いを寄せて作られたと感じたので、ぜひとも自分がこの映画で出来る事を…という想いで参加しました」と撮影当時の胸中を振り返った。

(C) 2026 K2 Pictures・AOI Pro.

もう一人の主演であり、本作が初主演となった新人・小八重葵美との共演について、二階堂は「葵美ちゃんとご一緒していると、葵美ちゃんが投げかけてくるセリフや言葉がダイレクトに胸に響く時がありました。『大人は勝手だ』とか『大人は都合がいい』とか、そういった言葉がまるで自分自身にも言われているような気持ちになった」と回想。西川監督も「二階堂さんが琴子の言葉を受け止めて、ご自身の中で考えながら演じた部分が多かった。その答えが出ない迷いや揺れそのものが、文美子自身が持っていたものでもある」と互いのリアルな感情表現を称賛した。

さらに二階堂は「子どもたちはわからない事をちゃんとわからないと言って、真っ直ぐに向き合う姿は素晴らしいと思いました。その真っ直ぐな目を向けられるたびに迷うというか、ひるんでしまうというか…。私も大人の弱さを持っているんだなあ、と思いました」としみじみ実感した様子を見せた。

また、曽根の息子役を演じた本作最年少キャスト・山本叶要くんの話題になると、二階堂は「この現場で一番出来る俳優部でした。助演男優賞は叶要くん! 私も芝居をする上で助けられる事ばかりでした」と大絶賛。なかなか寝付かない叶要くんを現場全体で待ち、起きたまま撮影することになったエピソードを明かし、「本番の時だけ私の顔を触ってきて。その時にすごく不思議な……温かい気持ちになりました」と笑顔を見せると、西川監督も「眠らないお芝居が正解だったんだな。すべてを見通していたのかなと思いました」と感嘆していた。

最後に二階堂は「戦後80年以上経って、歴史について色々な場面で私たちは向き合って、そして平和な世界を諦めない、それを受け継いでいきたいという気持ちでこの作品に参加しました。今も世界では戦争が続いていて、沢山の戦争孤児がいて、そんな子どもたちに思いを寄せられる作品になっていると思います」と平和への強い願いを込めた。

西川監督も「大人の方もそうですが、子どもが見られる戦争映画を作りたいと思って作った作品です。“子どもたちによる子どもたちのための映画”と言えるかもしれません。若いお知り合いがいらっしゃいましたら、ぜひ一緒に劇場に来ていただけたらと思います」と観客へ呼びかけた。

『わたしの知らない子どもたち』は現在公開中。

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