横浜流星、広瀬すずと3度目の共演で「ようやくちゃんとした恋愛ができた」 韓国で明かした撮影秘話
広瀬すずの圧倒的な集中力を絶賛「毎回驚かされて刺激に」
映画『汝、星のごとく』の韓国公開を記念し、横浜流星、広瀬すず、藤井道人監督が現地でプロモーション活動を展開。舞台挨拶やメディア取材を通じて作品への熱い思いを語ったほか、韓国の名匠パク・チャヌク監督から絶賛コメントが寄せられるサプライズもあり、現地のファンと交流を深めた。
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10月28日に本作の公開を控える韓国・ソウル。横浜流星、広瀬すず、藤井道人監督の3人は、朝から現地メディアの取材に応じた。取材を終えると、ロッテシネマ ワールドタワーに場所を移し、計7回にわたる舞台挨拶を実施した。
各回では「アニョハセヨ!(こんにちは)」と韓国語で挨拶。1回目から6回目までは、撮影現場でのエピソードや役作りなどについて語ったほか、サイン入りのプレゼントを手渡すコーナーも設けられた。
印象的なシーンについて尋ねられると、横浜は「暁海の最後の表情を見た時に、櫂としては本当に救われたような気がして、すごく感動的でした」と回答。広瀬は「最後の、櫂の『ええ』という言葉がとても優しくて…! 本当にその部分が印象に残っています」と振り返った。
藤井監督は「流星とすずさんが、15年に渡って2人の人生を演じています。その中には多くの身体的な変化や精神的な変化、そういうものを、とても魅力的に演じていると思うのでそういう部分にも期待してほしいです」と、2人の演技を称賛した。
互いが演じた役の印象について、広瀬は「暁海にとって櫂は一緒にいると心が落ち着いて深呼吸ができる場所で。櫂の優しさ、大きさに自分がフィットしていく二人の空間は忘れたくないなと思いながら15年間を演じていました」とコメント。
一方、横浜は「櫂はどこかこう達観しているような人間ではあるんですけれども、この島の中で、もがきながら生きていて、同じように孤独を抱えている暁海と出会えたこと、そして暁海がかけてくれる言葉、そこに心が救われたし、櫂も同じように暁海にいろんな言葉、そして行動を与えたいという風に思っていたのではないかなとは思っております。撮影の時は広瀬すずの瞬発力と爆発力には毎回驚かされて刺激をもらっていました。カメラが回った瞬間のあの集中力は本当に凄まじいなと思います」と、役への思いや広瀬との共演について語った。

最後の7回目の舞台挨拶では、冒頭に『オールド・ボーイ』(03年)などで知られる世界的名匠、パク・チャヌク監督から本作への絶賛コメントが寄せられるサプライズも。思いがけないメッセージに、3人は驚きながらも喜びの表情を浮かべた。
藤井監督は「実は去年の釜山国際映画祭でお会いして、『しあわせな選択』(25年)のコメントを書かせていただいた関係ではあるんです。僕にとっては偉大な、大好きな監督のひとりで、非常に驚いているとともに嬉しい気持ちでいっぱいです!」と笑顔で語った。
続いて、観客からの質問を受け付けるコーナーを実施。本編鑑賞後の興奮が冷めやらぬ観客から次々と手が上がり、3人も嬉しそうな様子を見せた。
撮影中に新たな発見があったかと尋ねられた横浜は、「これまで共演した過去2作は本当にどれも濃密で…すごく複雑だったので…3度目の共演にしてようやく、ちゃんとした恋愛ができました。2時間という本編尺の中、撮影期間も2ヵ月、3ヵ月しかない中で、初対面でこの関係性を作ることはなかなか難しいと思うので、本当に広瀬さんが暁海を生きてくれたから成り立ちましたし、本当に現場でも心強かったです。とても感謝しています」と、広瀬への感謝を伝えた。
役を演じるうえで意識したことについて、広瀬は「暁海も変化をつけたいなとはもちろん思っていたんですが、撮影が進んでいくにつれて、櫂の変化を目の当たりにして、なんかこう変わらないでいたいなっていう想いがあって。なんかリズムと言うんですかね、自分の中で深呼吸をすることによってリズムを作ることは意識していたかもしれません」と、役作りへの思いを明かした。

舞台挨拶はあっという間に終了の時間を迎え、最後に3人が観客へメッセージを送った。
藤井監督は「ご質問に答えられなかった人申し訳ございません。何かしらでご連絡をもらえれば答えれるようにしますので、応援していただければなと思います。韓国では10月28日公開させていただけるということ聞いております。僕ら3人がまた韓国に戻ってこれるように、この映画をたくさんの方に見ていただきたいなと思っております。パク・チャヌク監督もおっしゃってましたが、一つの感想じゃないと思います。その一つ一つが僕らにとっての糧になります。僕が好きな映画もたくさんの議論があって、みんなが語り合う場のために映画があるというところが好きです。そして僕はそんな韓国映画にもたくさん育てていただきました。ですので、またここに帰ってこれるように頑張ります。今日はありがとうございました。カムサハムニダ」と、韓国映画への思いと再訪への意欲を語った。
広瀬は「皆様、本当にありがとうございました。今日いくつか取材を受けさせていただいていても、韓国の皆様は本当にこの作品を深く読み取ってくださっていて、その言葉や感想を聞くたびに、自分も感情が蘇ってくるような感覚ですごく感動しました。もっとたくさんの方にこの作品が届いたらいいなと素直に思っています。ぜひ10月28日以降も皆様また映画館に足を運んでこの大きなスクリーンでこの作品を長く愛していただけたら嬉しく思います。本当にありがとうございました」と、現地の観客への感謝を伝えた。
最後に横浜は「改めてありがとうございました。本当に皆様と密な時間を過ごすことができて、幸せに思います。自分はこの原作を読んだ時に今を生きる方々に届けるべき作品だと思って凪良先生に手紙を送り藤井監督に託しました。何か心に届くものがあると思いますし、皆様の受け取るものがそれぞれ違うと思いますので、その思いを大切にしてほしいです。この作品が皆様にとっての1番星のような作品になることを願っておりますし、10月28日から公開されるということで、何か心に響くものがあればこの作品を広めていただき、そして皆様の手で大きく豊かに育ててくださると嬉しいです。ありがとうございました」と、作品に込めた願いを語り、舞台挨拶を締めくくった。

最終日も現地メディアのさまざまな取材に応じ、最後まで本作の魅力を精力的にアピールした3人。計14回の舞台挨拶を通じて約2000人の観客と交流し、多くの現地メディアにも作品をPRした今回のキャンペーンを振り返った。
横浜は「この作品は懸命に生きている方に届けばいいなと思いますし、皆さんの手で大きく育てて頂ければと思います」とコメント。広瀬は「回数がすごかったのに、あんなにたくさんのお客様が毎回来てくださっていて。映画への情熱が日本とはまた違った温度で感じれたので楽しかったですし、嬉しかったです!」と喜びを語った。藤井監督も「上映後の感想を聞いて、映画を信じる力がすごく強いなと感じました。28日からどのように届いていくのか、楽しみです」と期待を寄せた。
ソウルで印象に残ったことについて、横浜は「カンジャンケジャン! あと動いている生タコ!」と現地グルメを挙げた。一方、広瀬は「辛いものがすごく得意なわけではないんですが、劇場のポップコーンが結構な辛さで…! これは韓国ならではだなと思いました! あの味は私は集中して映画が見れないかも…韓国の人はすごいなと思いました!」と、韓国ならではの食文化に驚いた様子を見せた。
これまでのプロモーションを振り返り、横浜は「公開を迎えられるのは当たり前ではないので安堵の気持ちと、一人でも多くの方に届けばいいなという気持ちです。台湾や韓国にプロモーションで来て皆さんにお会いすることも初めてだったので、映画への愛と温かく迎えてくださって。言葉の壁や文化を超えて届けられるんだなと希望を感じました。これからももっと多くの人に届けばいいなと思いますし、すべてが鮮明に覚えていて幸せな時間でした!」と、充実したキャンペーンへの思いを語った。
広瀬も「凪良先生とは前作でご一緒した『流浪の月』(22年)よりももっと深くお話できる機会が多くて、自分の子どものような作品を先生の言葉で聞けましたし、アジアキャンペーンも初めてだったので、すごく豊かな時間でした!」と、原作者との交流や初めてのアジアキャンペーンを振り返った。
最後に藤井監督が「たくさんの感想を頂けていますし、何より自分の作った作品が海を越えてたくさんの人に届けられて、日本映画をもっと知っていただける機会がもっと増えていけば面白くなるんじゃないかと思います」と語り、怒濤のアジアキャンペーンを締めくくった。
『汝、星のごとく』は現在公開中。
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