亡き父から届いた「誕生日の贈り物」が娘を導く
ベストセラー作家・原田マハが2014年に発表した短編集「あなたは、誰かの大切な人」収録の一編「無用の人」を原作に、自ら監督・脚本を手がける映画『無用の人』が、2027年1月29日より全国公開されることが決定。追加キャストとして平岩紙、中沢元紀、中野有紗の出演が発表され、ティザービジュアルが解禁された。
・蒼井優×イッセー尾形、初の父娘役で紡ぐ愛のかたち 原田マハ初監督作『無用の人』が描く喪失と再生の物語
本作は、主人公・聡美(蒼井優)が監視員として勤める美術館に届いた謎の「鍵」をきっかけに、ひと月前に孤独死した父との記憶をたどり、家族でさえ知らなかった父の晩年の姿が次第に明かされていく感動の人間ドラマ。ヨーロッパで重要視される映画祭のひとつでもある第74回サン・セバスチャン国際映画祭のコンペティション部門に正式出品が決定している。
美術館の監視員として働く聡美のもとに、ある日「誕生日の贈り物」と記された小包が届く。中に入っていたのは、見覚えのない一本の鍵。差出人は、ひと月前に亡くなった父・唯一(イッセー尾形)だった。
母・柊子と熟年離婚し、独り暮らしの末、誰にも知られることなく静かに息を引き取った唯一。謎の鍵を受け取った聡美は、それをきっかけに、父が生前愛してやまなかったものをたどり始める。
そんな中、聡美は美術館から契約打ち切りを告げられ、転職を余儀なくされることに。思いがけず人生の岐路に立たされた彼女が、父の足跡を追う先で見つけるものとは。“無用の人”と言われながらも、好きなことをひたむきに愛し、人生を全うした父が娘に遺した最後のメッセージとは——。
解禁されたティザービジュアルでは、「父は本当に無用の人だったのだろうか?」というキャッチコピーとともに、生前に父・唯一が愛したお茶を点てる練習にはげむ蒼井演じる聡美が映し出されている。穏やかな表情でお茶と向き合っている聡美の姿に、一人静かにこの世を去った父へ思いを馳せている様子が感じられる。
また、主人公・聡美の日常を彩る新キャストも発表された。聡美が働く美術館に新たに監視員として採用され、彼女から仕事を教わる同僚・薬丸麻里恵役を、数々の話題作で確かな存在感を放つ平岩紙が演じる。
同じ美術館に勤め、上司や女性職員から人気を集める学芸員・横手颯太役には、NHK連続テレビ小説『あんぱん』で柳井嵩の弟・柳井千尋役、大河ドラマ『豊臣兄弟!』で織田信長の弟・織田信勝役を演じるなど、注目を集める若手俳優・中沢元紀。
さらに、聡美の少女時代を『PERFECT DAYS』(23年)でフレッシュな魅力を見せた中野有紗が演じる。個性豊かなキャスト陣が、聡美の日常にどのような彩りを添えるのか注目だ。
『無用の人』は2027年1月29日より全国公開。
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