憧れの先輩と再会、もう振り回されないと誓うも…
長谷川慎(THE RAMPAGE from EXILE TRIBE)と古屋呂敏がW主演を務めるドラマイズム枠の『恋をするなら二度目が上等』が最終回を迎える。同作は、2018年から2022年まで「Chara Selection」で連載された木下けい子の同名漫画の実写ドラマ化。ビジネス書の編集者と売れっ子の大学准教授の再会を描いた大人のラブストーリーとなっている。
・『恋をするなら二度目が上等』長谷川慎&古屋呂敏インタビュー/毎日のハグで温もりを確かめ合い、心と心を通わせるスイッチに
ビジネス書の編集者となって10年目の宮田(長谷川)は新しいコラム原稿の依頼で、売れっ子の大学准教授・岩永崇(古屋)を訪ねると、なんと宮田の高校時代の憧れの先輩で、初恋の彼だった。美形で名家生まれのお金持ち、おまけに秀才と、何拍子もそろった崇に、宮田は高校時代、夢中で恋をしていた。しかし、当時駆け落ちを約束しながら、からかわれたと知った宮田は逃げてしまったのだった。30歳の今、結婚を考える彼女もいる宮田はもう振り回されないと心に誓うが、崇はなにかにつけて口説き、抗えない崇の魅力に宮田は惹かれていく。
ツンデレ宮田&浮世離れした崇、大人の恋は厄介
好きという気持ちだけで突き進むことができた高校時代と違って、大人は厄介。結婚を意識するようになったり、プライベートとは別に仕事の付き合いがあったり、家族のことや人生設計を考えなければいけなかったり。宮田はそんな現実がプレッシャーとなって素直になれない。それに、駆け落ちに宮田が来るかどうか賭けて崇にからかわれていた過去を思うとますます素直になれない。
このこじらせている宮田が絶妙なツンデレで、拗ねて意地を張っているようすもかわいければ、お酒を飲んで本音が出たのかデレデレになって崇に甘えるさまも愛らしい。崇は崇で、宮田を落とそうと唐突に高価なアクセサリーを贈ったり、大きな薔薇の花束をプレゼントしたり、浮世離れしたところがポヤポヤした話し方とも合っていて憎めない。
髙松アロハ演じる助手の必死さにも胸キュン
また、当て馬として登場する、崇の助手の白石(髙松アロハ・超特急)もかわいさなら負けてない。宮田に対して涼しい顔してほほえみながら「このクソビッチ」と言って挑発するなど、崇に振り向いてもらうために必死な姿にキュンキュンとしてしまう。
彼らは恋に猪突猛進するほどのピュアさはないけど、分別のある大人な言動をするわけでなく、いい年した大人なのに子どものように恋に振り回されている。そのようすがとても愛おしいのだ。こじらせてしまった“大人”たちの恋、いったいどんなラストを迎えるだろうか。しっかりと見守りたい。(文:牧島史佳/BLライター)
『恋をするなら二度目が上等』は、毎週火曜日24時59分(MBS)、25時28分(TBS)より放送中。※TBS放送後に、TVer、MBS動画イズム 見逃し配信1週間あり。FODで見放題独占配信。
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