突然の逮捕・医学実験も…ナチ支配下の同性愛者弾圧描くドキュメンタリー、ルパート・エヴェレットがナレーション担当に

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『ナチ刑法175条』
『ナチ刑法175条』
『ナチ刑法175条』
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『ナチ刑法175条』
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『ナチ刑法175条』
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『ナチ刑法175条』
『ナチ刑法175条』

”刑法175条”による同性愛者弾圧の事実を、証言を通して描き出す

『アナザー・カントリー』(81年)のルパート・エヴェレットがナレーションを務めるドキュメンタリー映画『ナチ刑法175条』が公開されることが決定した。本作よりポスター・ビジュアルを紹介する。

・「今もナチスのような動きがあちこちで生まれている」ナチ政権下で迫害された同性愛者たちを描く『刑法175条』トークイベント

本作は、ドイツでかつて施行されていた同性愛者を差別する<刑法175条>により、特にナチ支配下で男性同性愛者が弾圧されていた事実を、6人のゲイとひとりのレズビアンによる証言を通して描いたドキュメンタリー映画。同法により約10万人が捕まり、1万から1,5万人が強制収容所に送られ、強制労働や医学実験に使われた結果、生存者はおよそ4000人、本作製作時に生存が確認出来たのはわずか10名に満たなかった。同性愛を理由に逮捕され、いきなり収容所に1年半拘置された者や、中にはナチドイツ占領下のフランスでも収容所に送られた者もいたという。

『ナチ刑法175条』

監督を務めたのは、アカデミー賞受賞作『ハーヴェイ・ミルク』(84年)のロブ・エプスタインと、同作のスタッフだったジェフリー・フリードマン。ナレーションは、『アナザー・カントリー』などで知られ、自らもゲイであることを公表しているイギリス人俳優のルパート・エヴェレット。

『ナチ刑法175条』

本作は、2000年ベルリン国際映画祭最優秀記録映画賞を始め多数の映画賞を授与され、日本でも2001年山形国際ドキュメンタリー映画祭のコンペティション部門に選出。2023年7月に<刑法175条>を題材にした劇映画『大いなる自由』公開の際に『刑法175条』のタイトルで特別上映されるなど、長く語り継がれている傑作だ。なお、今回の公開は新たに開発されたデジタル・リマスター版による上映となる。

『ナチ刑法175条』

『ナチ刑法175条』は3月23日より全国順次公開。

・『ナチ刑法175条』の場面写真はこちらから!

・[動画]戦後ドイツ、男性同性愛を禁ずる刑法175条のもと愛する自由を求め続けた男の物語/映画『大いなる自由』予告編

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