妻と恋人と3人暮らしの男性、”複数愛”の悩みを告白? 複数の人を一度に愛せる”ポリアモリー”の実態に迫るノンフィクションが発売

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『もう一人、誰かを好きになったとき ポリアモリーのリアル』
荻上チキ『もう一人、誰かを好きになったとき ポリアモリーのリアル』(新潮社)

国内におけるポリアモリーの実態を初めて調査した驚きのルポルタージュ

不倫や浮気の斜め上を行く!? 複数の人を一度に愛せるポリアモリーとは? 国内で初めて複数愛を取材・調査した衝撃のノンフィクション「もう一人、誰かを好きになったとき ポリアモリーのリアル」が新潮社より発売中だ。

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「不倫」や「浮気」に関して厳しい目が向けられる昨今、複数の恋人やパートナーを持つという「ポリアモリー」は常に物議をかもすテーマ。しかし、それは決して遠い世界の話ではなく、日本においてもポリアモリーの実践者は多数存在する。本書は、国内におけるポリアモリーの実態を初めて調査した驚きのルポルタージュだ。

相手の合意を得たうえで、ふたり以上の恋人やパートナーを持つ——そのような関係性をポリアモリーという。不倫や浮気とは何が異なる? 嫉妬の感情は生まれないのか? 子育てはどのように行うのか? 社会のなかで抱える困難とは? 日本に暮らす当事者100人以上に取材・調査してその実態を伝える、国内初の複数愛ルポルタージュ。

ポリーをカミングアウトし離婚を選んだ女性は「ずっとこんな自分に罪悪感を抱えていて、『結婚したら変わる』と思っていたけど違ってました」と語り、妻と恋人と3人で暮らした経験を持つ男性は「妻はあまり嫉妬をしない人。でも『その日どちらと寝るか』という問題はありました」とポリーならではの苦労を明かす。

夫と子ども、そして彼氏と「ポリファミリー」を築く女性は、「夫と彼氏と一緒に子育てをしていて、いまは皆で暮らすための家を建てています」と、既存の枠に収まらない新しい家族生活を実践する。

ジェーン・スーは本書に「安心が得られる他者との関係性の築き方に、これほどバリエーションがあるとは知らなかった」とコメントを寄せている。

著者の荻上チキは、1981年生まれの評論家。社会調査支援機構チキラボ所長。NPO法人ストップいじめ!ナビ代表。著書に『彼女たちの売春(ワリキリ)』『未来をつくる権利』『災害支援手帖』『いじめを生む教室』など、共著に『社会運動の戸惑い』、編著に『宗教2世』などがある。ラジオ番組「荻上チキ・Session」のパーソナリティとしても知られ、同番組でギャラクシー賞を受賞した(2015年度DJパーソナリティ賞、2016年度ラジオ部門大賞)。

荻上チキ著『もう一人、誰かを好きになったとき ポリアモリーのリアル』は新潮社より発売中。1980円(税込)。

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