ブルース・ウィリス「前頭側型認知症」と診断される…家族が声明を投稿

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前頭側型認知症協会(AFTP)の公式サイトより
前頭側型認知症協会(AFTP)の公式サイトより

「60歳未満の人にとってFTDは認知症の中でも最も一般的な疾患」

昨年、失語症を理由に俳優業の引退を表明したブルース・ウィリスが前頭側型認知症と診断された。16日(現地時間)に家族がSNSで発表した。

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現在67歳のウィリスは昨春、失語症と診断されたことと引退を発表し、家族と静かな生活を送っている。

ウィリスの妻のエマ、元妻のデミ・ムーア、デミがウィリスとの間にもうけた娘3人、エマとウィリスの娘2人は連名で前頭側型認知症協会(AFTP)の公式サイト上で、海辺の砂浜で微笑むウィリスの写真に以下の声明を添えて投稿した。

「家族として、この機会に過去10ヵ月もの間、ブルースに注いでくださった愛情と思いやりに感謝いたします。みなさんの寛大な精神に包まれ、非常に感謝しています。皆さんの優しさや、私たちと同じようにブルースを愛してくださっていることを知り、最新情報をお伝えしたいと思いました。

2022年春にブルースの失語症という診断を発表して以来、ブルースの症状は進行し、現在はより具体的な診断を受けています。前頭側頭型認知症(通称:FTD)です。残念ながら、コミュニケーションの問題は、ブルースが直面している病の症状の1つに過ぎません。辛いことではありますが、明確な診断がついたことに安堵しています。

FTDは残酷な病で、私たちの多くが聞いたこともないものですが、誰もがかかる可能性があります。60歳未満の人にとって、FTDは認知症の中でも最も一般的な疾患であり、診断を受けるまでに何年もかかるため、私たちが知っている以上に多くの人がFTDを患っていると思われます。現在、この病気に対する治療法はありませんが、私たちはこの現実が将来的に変わることを望んでいます。ブルースの病状が進むことによって、メディアの注目が集まり、より多くの認知と研究を必要とするこの病気に光を当てることができることになればと願っています。

ブルースは、自分の声を他の人を助けるために使うこと、そして重要な問題に対する意識を公私共に高めることを常に信じていました。もしブルースが今もそれができるなら、世界的な注目を集めることで、この病気と向き合う人々とつながり、この病気が多くの人々とその家族に影響を与えることを伝えたいと望むだろうと、私たちは心の底から思っています。

私たちは、愛する人がFTDに苦しんでいる家族の1つであり、他にFTDと向き合っている人々には、AFTD@theaftd, theaftd.org)を通じて得られる豊富な情報とサポートを求めることをお勧めします。また、幸運にもFTDを個人的に経験したことのない方々には、FTDについて学ぶ時間を持っていただき、可能な形でAFTDの使命を支援していただければと願っています。

ブルースはいつも人生に喜びを見出し、知り合いの誰もがそうなるように手助けをしてきました。その思いやりのセンスが、彼や私たち全員に伝わっていることをとても嬉しく思っています。この困難な時期に、私たちの親愛なる夫、父、そして友人に対するみなさんの愛に、私たちはとても感動しています。みなさんからの絶え間ない思いやり、理解、そして敬意は、ブルースが可能な限り充実した人生を過ごすための私たちのサポートを可能なものにしてくれることでしょう。

エマ、デミ、ルーマー、スカウト、タルーラ、メイベル、エヴリン」

彼女たちはそれぞれのSNSにも声明の抄出を投稿し、長女ルーマーの投稿にはアーロン・ポールやウィルマー・ヴァルデラマ、デミの投稿にはリタ・ウィルソンやセルマ・ブレアなど、家族の友人知人のセレブたちがお見舞いのコメントを寄せている。

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