凶悪犯罪の容疑者と対峙する捜査官、取調室での駆け引きを記録したドキュメンタリー

記録映像が生々しい『密着！緊急取調室』が配信スタート

たいていの刑事ドラマでは取調室での緊迫したやりとりが見せ場のひとつになっているが、その実際の様子を捉えた興味深いドキュメンタリー『密着！緊急取調室』が年明けより配信されている。Huluでは1月13日より配信開始し、早速1月11日～17日のHulu週間ランキング＜海外ドキュメンタリー＆バラエティ＞部門で3位に初登場した本作を取り上げたい。

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『密着！緊急取調室』は、犯罪＆捜査チャンネル「Crime + Investigation（クライム アンド インベスティゲーション）」が提供するアメリカの番組だ。実際の事件の捜査で記録された映像を使用しているので、非常に生々しい。事件現場や殺害に使われた包丁などの映像も出てくるので要注意だ。メインとなるのは、事件解決のカギを握る取調室でのやりとり。そこでは、容疑者と捜査官との駆け引きが繰り広げられている。口を割らないだけでなく、はぐらかしたり、嘘をついたりと、保身に走る容疑者からいかにして自供を引き出すのか。取調室に固定された監視カメラの映像から、普段目にすることのない、容疑者と捜査官のリアルな様子を見ることができる。

凄惨な事件の真相に迫る捜査官たちの熱意

全10話で、どの事件も悲惨そのものだが、例えば、18歳の少女が里親である義母を殺害して現行犯逮捕されたのに義父は無関心という事件（第6話）などは、あまりの浮かばれなさに心が痛くなる。こんな話が、フィクションではなく、実際に起こっているのだからいたたまれない。事件の背後には何があったのか。里子の少女を逮捕しただけでは何も解決しない、という捜査官たちの熱意と根気が事件解決につながったといえる。

ただ容疑者を問い詰めるだけでなく、疑いに確証を持てたところで切り上げたり、信頼関係を築こうとしたり、さまざまな手法で容疑者に対峙する捜査官たち。心労の多い仕事だろうと思うが、その姿からは被害者のために真実を明らかにしたいという正義感が伝わってくる。（文：中山恵子／ライター）

【Hulu 1月11日～17日の週間ランキング／TVシリーズ】
1位『大病院占拠』
2位『ブルーロック』
3位『僕のヒーローアカデミア』
4位『ブラッシュアップライフ』
5位『ダウンタウンのガキの使いやあらへんで! 絶対に笑ってはいけないシリーズ』
6位『King & Princeる。』
7位『SPY x FAMILY』
8位『名探偵コナン』
9位『謎とき冒険バラエティー 世界の果てまでイッテＱ!』
10位『陰の実力者になりたくて!』

【Hulu 1月11日～17日の週間ランキング／海外ドラマ】
1位『ハンドメイズ・テイル／侍女の物語』
2位『NCIS ～ネイビー犯罪捜査班』
3位『NCIS：LA ～極秘潜入捜査班～』
4位『FBI：インターナショナル』
5位『ウォーキング･デッド』
6位『S.W.A.T. 』
7位『Why Women Kill ?ファビュラスな女たち?』
8位『LAW & ORDER：性犯罪特捜班』
9位『シカゴ・メッド』
10位『CSI：科学捜査班』

【Hulu 1月11日～17日の週間ランキング／海外ドキュメンタリー＆バラエティ】
1位『マッチングの神様 ～結婚実験リアリティ～ シーズン3』
2位『ALONE ～孤独のサバイバー～』
3位『密着！緊急取調室』
4位『古代の宇宙人』
5位『ブリティッシュ ベイクオフ』
6位『ソーイング・ビー』
7位『世界10大ミステリーを追え! 』
8位『暴かれた英国王室の秘密』
9位『5ガイズ･ア･ウィーク ～5人の男性との同棲生活～』
10位『カーダシアン家のお騒がせセレブライフ』

【Hulu 1月11日～17日の週間ランキング／アジアドラマ】
1位『アゲイン・マイ・ライフ ～巨悪に挑む検事～』
2位『他人は地獄だ』
3位『チャン・オクチョン』
4位『黄金の庭 ～奪われた運命～』
5位『夫婦の世界』
6位『大唐見聞録 皇国への使者』
7位『白い嘘』
8位『トッケビ ～君がくれた愛しい日々～』
9位『冬のソナタ』
10位『明成皇后』