『桐島、部活やめるってよ』朝井リョウ小説を映画化、卒業式までの2日間を描く青春恋愛ドラマ

#中井友望 #中川駿 #佐藤緋美 #宇佐卓真 #小宮山莉渚 #小野莉奈 #少女は卒業しない #朝井リョウ #河合優実 #窪塚愛流 #藤原季節 2022.09.17

取り壊し直前の校舎の教室、卒業を迎える少女4人の切なげで真っすぐな視線

映画『桐島、部活やめるってよ』（12年）の原作者としても知られる直木賞作家・朝井リョウの同名連作短編小説をもとに、卒業式までの2日間を描いた青春恋愛映画『少女は卒業しない』。中川駿監督による同作のティザービジュアルと追加キャストを紹介する。

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廃校が決まり、校舎の取り壊しを目前に控えたとある地方高校を舞台に、世界のすべてだった“学校”と“恋”にさよならを告げる4人の少女たちの卒業式までの2日間が描かれる本作。原作は、直木賞作家・朝井リョウの連作短編小説だ。監督・脚本を手掛けたのは、短編映画『カランコエの花』（18年）が国内映画祭で13冠を受賞し話題を呼んだ中川駿。

今回紹介するティザービジュアルは、取り壊し直前の校舎の教室で、卒業を迎える少女4人が切なげに真っすぐな視線を投げかけて佇む姿が印象的だ。「あの頃、ここが世界のすべてだった」というキャッチコピーと相まって、エモーショナルな仕上がりになっている。

彼氏へのある“想い”を抱えながら卒業生代表の答辞を担当する料理部部長の主人公・山城まなみを演じるのは、本作が初主演となる河合優実。将来の夢のために進路の違いで彼氏と離れることを選んだバスケ部の部長・後藤由貴役には、小野莉奈。

軽音部の部長で同じ部内の中学校からの同級生に恋心を抱く神田杏子役は、小宮山莉渚。クラスに馴染めず図書室に通いながら先生に密かな想いを寄せる作田詩織役を中井友望が演じる。

少女4名ほかのキャスト陣には、まなみの彼氏・佐藤駿役に、『泣き虫しょったんの奇跡』（18年）で映画デビュー以来、映画やドラマで活躍する窪塚愛流。杏子が片思いする軽音部員の森崎剛士役に、『ムーンライト・シャドウ』（21年）で話題となり、俳優だけでなく歌手としても活動する佐藤緋美。

バスケ部員で後藤の彼氏・寺田賢介役に、『オオカミくんには騙されない』で一躍注目を浴びて以降、舞台やドラマにも出演する宇佐卓真。そして、作田が密に恋焦がれ図書室を管理する現代文の先生・坂口優斗役に、『佐々木、イン、マイマイン』（20年）『くれなずめ』（21年）『空白』（21年）など数々の話題作に出演する藤原季節。次世代の日本映画界を担う逸材が集結し、映画史に残る“卒業”をスクリーンに焼き付ける。

『少女は卒業しない』は2023年2月23日より全国公開される。