実話ベースのA24製作『Zola ゾラ』特報映像

実在の一般女性アザイア“ゾラ”キングのTwitter連続投稿を元に、『ミッドサマー』のA24が映画化した、青春ロードムービー『Zola ゾラ』が、8月26日に全国公開される。このたび特報映像が公開された。

「一晩で5000ドルも稼げるの」

デトロイトのウェイトレスで、ストリッパーでもあったゾラは、電撃的に出会ったダンサーのステファニから、フロリダへの“出稼ぎ旅”に誘われる。

「私とどっか行く?」

全てはそこから始まった──キラキラで不穏で、スリリング! まさに「全米を熱狂させたリアル“SNS”ストーリー」を期待させる特報映像となっている。

「まるでボーダック・イエロー×ブルーベルベット」

主人公のゾラには『マ・レイニーのブラックボトム』でダッシー・メイを演じ、ヴィオラ・デイヴィスやチャドウィック・ボーズマンとの共演で大きな存在感を見せつけたテイラー・ペイジ。

ぶっ飛んだ金髪のストリッパー、ステファニ役には、エルヴィス・プレスリーの孫としても知られ『マッドマックス 怒りのデス・ロード』『アンダー・ザ・シルバーレイク』のライリー・キーオ。

監督を務めたのは、長編デビュー作『Lemon(原題)』がサンダンス映画祭で絶賛され、人気ブランドmiu miuの女性監督シリーズに抜擢されるなど、各界から注目を集める気鋭の黒人女性監督ジャニクサ・ブラヴォー。

ブラヴォー監督は、ゾラの物語と出会った時、「アザイアのツイートはガッツと迫力のある展開で、まるでカーディ・B『ボーダック・イエロー』とデヴィッド・リンチ『ブルーベルベット』の交差点」のように感じたという。

また、主人公のゾラについて、「ゾラはアメリカで働きながら暮らす若い黒人女性です。自分を認めてくれない、守ってくれない環境の中で、彼女は主体性を保っている。私はその主体性に強く惹きつけられたのです」と語った。

撮影はジェーン・カンピオン監督『パワー・オブ・ザ・ドッグ』で22年アカデミー賞撮影賞にノミネートされた撮影監督アリ・ウェグナー、サントラは『アンダー・ザ・スキン 種の捕食』『ジャッキー』のミカ・レヴィ。

キャストもスタッフも女性クルーがけん引する本作品は、フォトジェニックでパワフルな作品に仕上がっており、全米公開当時にはミッシー・エリオットやケイティ・ペリーなどがSNSで言及。カニエ・ウェストは本作品を2回も見て劇伴のミックスを発表するなど、多くのセレブを熱狂させた。

劇中にはアッシャー、ミーゴス、2チェインズなど大人気アーティストの楽曲も満載だ。

48時間の“出稼ぎ”ロードムービー

本作品は、SNSと現実が交差する、まさに“今”という時代を映し出した青春映画だ。

ウェイトレス兼ストリッパーのゾラは、レストランで働いていたところ、客としてやってきたステファニと「ダンスができる」という共通点で意気投合し、連絡先を交換する。すると翌日、ステファニから「ダンスで大金を稼ぐ旅に出よう」と誘われ、急なことに困惑するも結局は行くことに。これが48時間の悪夢の始まりだとは露知らず……。

『Zola ゾラ』は、8月26日に全国公開される。

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