ピンクの脳のミルクプリンが大人の味…脳移植で娘の身体を手に入れた母の物語

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ホラー漫画の巨匠・楳図かずおの大美術展続報

『楳図かずお大美術展』が、2022年1月28日〜3月25日に東京・六本木の東京シティビュー（六本木ヒルズ森タワー52階）で開催される。

・［前回公開情報］ジャンル＝UMEZU！ホラー漫画の巨匠・楳図かずお、大美術展で27年ぶりの新作

小学校4年生からマンガ作品を書き始め、『まことちゃん』『漂流教室』など、ホラー、美少女もの、SFといったジャンルを超えた“ウメズ・ワールド”を漫画のみならず映画や音楽に至るまで築いてきた楳図かずお。本展覧会は、彼の作品の「比類なき芸術性」に焦点を当て、代表作を通じて気鋭のアーティストらとともにその世界観を表現しようとする「UMEZZ ART PROJECT」の一環だ。

本記事では、新たに公開された展示の詳細やコラボ企画などについて紹介する。

(C)楳図かずお

エキソニモによる「わたしは真悟」インスタレーション

注目のアート・ユニット「エキソニモ」が、楳図の「わたしは真悟」をテーマにインスタレーションを展示する。大量のケーブルが山積する空間に設置された多数のモニターから「わたしは真悟」の作中場面が映し出される。

ガラスの向こうには、作中の主人公、悟と真鈴が頂上から救助ヘリに飛び移った東京タワーが視界に入る。常に時代の先端技術と対峙してきたエキソニモのインスタレーションは、楳図の持つ予見性に対するオマージュなのかもしれない。

(C)エキソニモ (C)楳図かずお/小学館

2万円の特製BE@RBRICK付きチケットも

第1期前売りチケットの販売が始まった。特別内覧会に入場できる特別チケットや、BE@RBRICK付チケットも抽選で販売される。

●前売りチケット（入場日時指定券）
前売りチケットの第1期販売がローソンチケットで販売中だ。2022年1月28日〜2月13日入館分で、販売は1月27日23：59まで。
料金（税込）は、一般2,000円、学生（高校・大学生）1,300円、子ども（4歳〜中学生）700円、シニア（65歳以上）1,600円　※4歳未満は無料 ※屋内展望台入館料を含む

●特別チケット（特別内覧会入場券+オリジナルグッズ+特別抽選権付）
「楳図かずお大美術展」開幕前夜に行われる特別内覧会の入場特別チケットの抽選受付をローソンチケットで販売中。「楳図かずお大美術展オリジナルボールペン」（非売品）やサイン入り賞品が当たる特別抽選の参加権付き。料金は2,000円

(C)楳図かずお/小学館

●BE@RBRICK100%&400%付チケット（抽選数量限定販売）
本美術展の開催を記念して制作された「BE@RBRICK」と入館券のセットが12月28日12:00よりローソンチケットで販売を開始する。「BE@RBRICK」は100%&400%がセットで、チケットは日時指定券ではなく1月28日〜2月13日の営業時間内いつでも1回のみ入館できる特別チケット。料金は20,000円。

楳図ワールドを表現したコラボメニューが登場

展覧会会場と同フロアにあるカフェ「THE SUN&THE MOON」がコラボレーションカフェ「UMEZZ CAFE」を会期中にオープンすることはお伝えしていたが、詳細なメニューがわかった。

「漂流教室」の荒涼とした砂漠をイメージした13種類のスパイス入りイエローカレー「『漂流教室』の絶望の砂漠カレー」、赤と白の楳図邸を表現した「楳図ハウスパフェ」。悟と真鈴が東京タワーから飛び移る象徴的なシーンをイメージした「『わたしは真悟』アイのデザート」、脳移植によって娘・さくらの身体を手に入れた母・いずみの物語をモチーフにしたピンクの脳のミルクプリンが大人の味「『洗礼』の上原さくらソーダ」など、ぞわぞわする品が並ぶ。

また、これらコラボフードやデザートを注文すると、オリジナルランチョンマットがもらえる。

(C)楳図かずお/小学館

コラボ Tシャツの販売も

開催記念のX-girlとのコラボ Tシャツもを発売される。

初公開となる新作「ZOKU-SHINGO 小さなロボットシンゴ美術館」のワンシーンを使用したものや、「わたしは真悟」の扉絵を使用したもの、過去に好評だった楳図かずお描き下ろしグラフィックTシャツの復刻など、3種類が登場。X-girl店舗およびECサイトで先行販売されるほか、会場内の公式ショップでも販売される。