菅野恵×淵上泰史、肌に刻む永遠の美と許されざる欲望 谷崎潤一郎『刺青』が令和に蘇る

#いまおかしんじ#刺青#淵上泰#菅野恵#谷崎潤一郎

(C)2026「刺⻘」製作委員会
『刺青』
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いまおかしんじ監督が描く孤独な男女の濃密な逃避行

菅野恵と淵上泰をキャストに迎え、谷崎潤一郎の耽美文学の出発点とされる傑作を大胆なオリジナルストーリーで映画化した『刺青』より、予告編が解禁された。死を待つ彫師と、永遠の美をその身に刻む女。二人の行き着く先にあるのは、欲望か、それとも純愛か——。

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美の追求と人間の欲望、快楽と痛みが交錯する耽美文学の真髄に迫った、谷崎潤一郎の出発点とされる傑作「刺青」。増村保造、曽根中生、佐藤寿保ら名手によって映像化されてきた官能とフェティシズムの金字塔が、現代的解釈を加えたオリジナルストーリーとして令和に蘇る。

夜の街のほとりを裸足で歩く女・チサトと出会った彫師・清二。必死に生きるチサトに魅了された清二は、病魔に侵され衰えていく肉体に抗うように、チサトの背中に刺青を入れたいという欲望を燃やしていく。

そんな矢先、清二は荒んだ生活を送る幼なじみの隆と再会。清二は、隆、そしてチサトと共に、全てを捨てた逃避行へひた走る。倒錯と悦楽の旅路の果てに見るものは——。谷崎文学の真髄を現代の闇と光の中に描き出す物語がここに誕生した。

『刺青』

(C)2026「刺⻘」製作委員会

主人公・チサト役を演じるのは、谷崎潤一郎原作のいまおかしんじ監督作『鍵』(26年)に続く2作目のタッグとなる菅野恵。圧倒的な表現力で、肌に刻まれた刺青とともに新たな生を歩み出す、危うく美しいヒロインを体現する。

余命わずかな彫師・清二役を演じるのは、映画・TVドラマ・舞台と幅広く活躍する淵上泰史。刺青という不滅の美に固執する男の執着と切なさを、重厚な存在感とともに演じた。

メガホンをとるのは、ジャンルにとらわれず縦横無尽に多彩な作品を手がけ、人間の愚かさと愛おしさを描き続けるいまおかしんじ。谷崎文学の持つ倒錯した美学を継承しつつ、孤独な者たちが寄り添い合う現代的な物語へと昇華させた。

『刺青』

解禁された予告では、愛を求めさまよう女・チサトと彫師・清二の出会いから、清二がチサトに欲望を燃やす様子、そして二人が全てを捨てた逃避行へ向かう姿が、情感たっぷりに描かれる。

真摯に生きるがゆえに裏切りに遭い、心に深い傷を負う孤独な女・チサト(菅野)は、病魔に蝕まれつつある彫師・清二(淵上)と運命的に出会う。清二は、自らの衰えゆく身体に抗うかのように、チサトの背中へ蜘蛛の刺青を刻み込みたいという欲望を燃え上がらせていく。

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清二の幼なじみであり、荒んだ生活を送る隆(佐伯大地)、清二の全てを見届けてきた彫師の師匠(村田雄浩)、物語のキーとなるミステリアスな女(小原徳子)の姿もあり、濃密なドラマに関わっていくことを予感させる。

やがて清二は隆、そしてチサトと共にこれまでの人生を投げ打ち、一筋の救いの光を追い求めるかのように逃避行へとひた走る。背徳と快楽に満ちた旅路の果てに彼らが見る景色とは——。

谷崎の耽美主義を奇才・いまおかしんじ監督が現代的に再解釈し、見る者を底知れぬ美の世界へ誘う、新たな傑作を予感させる予告編に仕上がっている。

『刺青』は2026年11月13日より全国公開。