昼間は成績優秀な女子高生、夜は街角に立つ娼婦。2つの顔を持つ少女が連続殺人鬼を追い詰める!

#アンドリュー・デイヴィス#エンジェル#ドナ・ウィルクス#ロジャー・コーマン#ロバート・ヴィンセント・オニール

『ザ・モンスター』の脚本家R・V・オニールが監督したサスペンス・スリラー

38年ぶりに日本公開されるサスペンス・スリラー『エンジェル』の予告編は、夜のハリウッド大通りを歩く派手な化粧をした少女、そして昼間の学生姿の少女のシーンから始まる。「彼女の名はエンジェル。あなたの周りにいる高校生とは少し違う」。成績優秀な彼女がなぜ夜のストリートに立っているのか? エンジェルの2つの世界が交錯する。

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昼間は全科目Aの成績優秀な女子高生、夜は街角に立つ娼婦の顔を持つエンジェル。ある日、娼婦を狙った変質者による連続殺人事件が発生、エンジェルの親しい仲間もその餌食となる。一瞬犯人の姿を目撃したエンジェルは警察に協力するが、彼女にも連続殺人鬼の魔の手が迫り…。

本作は、夜の街を舞台に連続殺人鬼と刑事の攻防を描いた『ザ・モンスター』(82年)の脚本家ロバート・ヴィンセント・オニール監督作だ。リチャード・ラッシュ監督の『嵐の青春』(67年)、『イージー★ライダー』(69年)などの小道具担当としてキャリアをスタートさせた彼は、ドライヴイン・シアター向けのB級映画を経て80年代にロサンゼルスの街を舞台としたサスペンス・スリラーでその才能を開花させた。

『ザ・モンスター』の脚本執筆中にアイデアを思いついたという本作では、脚本に沿ってロケハンを行うのではなく、長期間ハリウッド・ブルバードに出向き、ロケーションありきで脚本を書きあげた。監督いわく、ハリウッド・ブルバードそのものが作品の主役であるという。

主演のドナ・ウィルクスは23歳で15才歳の役を熱演、実際の娼婦に取材をするなど入念な役作りでスタッフを驚かせるとともに安心させた。撮影は『野獣捜査線』(85年)、『刑事ニコ/法の死角』(88年)、『コラテラル・ダメージ』(01年)などの監督作を誇るアンドリュー・デイヴィス。光を自在に操るその技術で鮮烈な夜のロサンゼルスをフィルムに刻んだ。

本作はロジャー・コーマンが設立したニュー・ワールド・ピクチャーズが配給を手がけた。製作費約300万ドルに対し、初公開時の全米興行収入は1,700万ドル。その年の同社最大のヒット作となった。コーマンが同社を売却後の第1弾作品であり、同社のポスト・コーマン時代を支えた重要作である。

『エンジェル』は9月9日より全国順次公開される。

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