刺殺シーンは刺す回数が重要…R18の容赦ない暴力描写で観客の度肝を抜く近未来SFノワール

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映倫が描写とテーマ性に言及「作品の主題と描写が極めて刺激が強い」

ブランドン・クローネンバーグ監督による近未来SFノワール『ポゼッサー』が、3月4日より全国順次公開される。これに先駆けて本作品の特報が公開された。

・他人の脳に入り込む暗殺者“ポゼッサー”と人格を乗っ取られた男の生死を賭けた攻防!

鬼才デヴィッド・クローネンバーグの遺伝子を完璧に受け継いだ、息子ブランドン・クローネバーグ。『アンチヴァイラル』(12年)以来8年ぶりに発表した長編第2作となる本作では、完全無欠の遠隔殺人システムのもと第三者の意識と肉体を乗っ取り、ミッションを遂行する暗殺者の女性と、乗っ取られた側の男性の攻防を描く。

公開された特報では、「全世界が言葉を失った戦慄のSFノワール」のテロップに続き、他人を乗っ取った主人公タシャがミッションを遂行するシーンが映し出される。遠隔殺人に必要な特殊なデバイス、肉体と潜在意識の中に深く侵入していることを思わせるスタイリッシュな映像やフランシス・ベーコンの絵画を想起させる点滅の激しいシーンなどが挟みこまれ、監督自身「刺殺シーンで刺す回数を1回でも減らしたら作品が駄目になっていた」と語るバイオレンスシーンの一部が描かれる。

「脱出」と呟いた後に全身に銃弾をくらうシーンは短いながらに鮮烈だ。タシャの子どもや彼女に意識と人格を乗っ取られる男も登場、巨大企業による監視社会と人格が崩壊していく様を描く異常で冷徹な世界の幕開けを感じさせるものとなっている。

また、番外編ビジュアルも完成。本作品の中でも特に強く印象に残る不気味な顔が大きくプリントされ、「監視による脳の制御」(BRAIN CONTROL THROUGH SURVEILLANCE.)と英語で綴られたぎょっとする存在感を放つデザインは、本作が内包している目を背けたくなる禍々しさを表している。

『ポゼッサー』

第33回東京国際映画祭「TOKYOプレミア2020」部門で上映されるや否や、その容赦ない暴力描写で観客の度肝を抜いたことも記憶に新しい『ポゼッサー』。公開にあたり映倫からは「作品の主題と描写が極めて刺激が強いため、18歳未満は閲覧禁止」と、描写だけでなくテーマ性についても言及され、R18禁指定された。

アイデンティティを揺さぶり、観た者の意識や人格に直接ダメージを与えかねない危険すぎる本作。この映画を観たあなたは、果たして今までと同じ自分でいられるか?

『ポゼッサー』は3月4日より全国順次公開される。