「たたりじゃ!」が再び響く 『八つ墓村』4K修復版BD発売、伝説の“32人殺し”が鮮烈復活
萩原健一、渥美清、山﨑努ら豪華共演作を4K&5.1ch化
横溝正史の同名小説を映画化したミステリー映画の金字塔『八つ墓村』4Kデジタル修復版 4K ULTRA HD Blu-rayが、2026年9月16日に発売されることが決定。特別映像が公開された。
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日本独特の因習や土着性を背景に、泥臭い人間の情念が複雑に絡み合う横溝文学の「怨念」の世界を、『砂の器』(74年)のスタッフ(監督:野村芳太郎/脚本:橋本忍/撮影:川又昂/音楽:芥川也寸志)が再結集して映画化。2年3ヵ月の歳月をかけて全国各地で大規模ロケを敢行し、総勢120名以上の豪華キャストと延べ2000名を超えるエキストラを動員。日本映画としては破格のスケールで製作された。
1977年に公開されるや否やメガヒットを記録し、日本中に“横溝正史ブーム”を巻き起こした。劇中の「たたりじゃ~」のセリフは大人から子どもまで誰もが知る流行語となり、瞬く間に日本中を席巻して社会現象となった。

(C)1977/2026松竹株式会社
時は戦国時代。尼子一族の八人の落武者が山あいのある村に流れ着く。懸けられた恩賞金に目がくらんだ村人たちは8人を惨殺。その後、村では奇怪な事件が頻発するようになり、その村は「八つ墓村」と呼ばれるようになった。
400年後。東京で働いていた寺田辰弥(萩原健一)は、ある日、妖艶な未亡人・森美也子(小川眞由美)に導かれ、自分のルーツがあるという八つ墓村を訪れる。村人たちが恐れる中、再び血にまみれた戦慄の事件が次々と村を襲う。名探偵・金田一耕助(渥美清)が登場し、奇妙な事件を推理していくのだが…。

横溝作品に欠かすことのできない“日本で最も有名な名探偵・金田一耕助”を演じるのは、『男はつらいよ』の“寅さん”で一世を風靡した渥美清。原作者・横溝正史が映画化に際し、金田一耕助役に渥美清を熱望したことで実現した。
その他のキャストには、萩原健一、小川眞由美、山﨑努、中野良子、山本陽子、夏八木勲、市原悦子、藤岡琢也、大滝秀治、田中邦衛ら、日本映画界を代表する錚々たる顔ぶれが競演している。

本作の4Kデジタル修復は、オリジナルネガから4K解像度で精緻なスキャンを行い、フィルムが持つ本来のディテールを極限まで引き出した。CGを一切使用せずに撮影された圧巻の映像は、より豊かな色域と精細なディテールを獲得し、怪奇と戦慄の光景をかつてない鮮明さで甦らせている。
また映像のみならず、「音」にも徹底的にこだわった。常に最先端を追求した野村芳太郎監督の志を受け継ぎ、野村組スタッフ監修のもと音声を再構築。貴重なシネテープ(オリジナル4.0ch)から丹念に音を起こし、現代の音響環境に合わせた「5.1ch REMIX」として鮮烈に仕上げた。包み込むようなサラウンド音響が圧倒的な臨場感を生み出す。

オリジナルネガのスキャンによる超高精細映像は、あの名シーン――山﨑努演じる多治見要蔵が桜の舞い散る中を刀を手に走り抜ける伝説の「32人殺し」の場面において、鮮烈な桜の花びら1枚1枚までを圧倒的な美しさで描写する。さらに、暗がりが続く広大な鍾乳洞のシーンでは、4Kならではの緻密な闇の表現がさらなる恐怖を煽る。あの衝撃と美しさを、現代最高峰のクオリティでぜひ堪能してほしい。
また、『八つ墓村 4Kデジタル修復版 4K ULTRA HD Blu-ray』には、封入特典として1977年公開時の劇場パンフレット縮刷版とフォトカード(4種)が同梱される。
『八つ墓村 4Kデジタル修復版 4K ULTRA HD Blu-ray』は2026年9月16日発売。
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