長尾謙杜「皆さんも“恋に至る病”にかかってください!」 初披露に喜びと感謝のメッセージ
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Saucy Dog石原慎也「寄河景のような行動を起こしていたかもしれない
TikTokでの紹介動画再生回数が200万回を超える大反響を記録した、衝撃の恋愛小説を実写映画化した『恋に至る病』がついに完成。10月7日には有楽町朝日ホールにて完成披露舞台挨拶が実施され、W主演の長尾謙杜と山田杏奈、共演の前田敦子、主題歌を務めるSaucy Dog石原慎也、そして廣木隆一監督が登壇した。
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イベント開始直前に流されたのは、これから始まる舞台挨拶鑑賞に際しての注意事項を説明するナレーション。その声をよく聞いてみると、長尾、山田、前田、そして石原によるものだった。この粋な演出に、会場からは「ええ?」「まじ?」「凄い!」などと拍手喝采が起こった。
その直後、キャストと監督陣が客席内左右の扉から順番に登場。客席の間に敷かれたレッドカーペットを歩き、ステージへと登壇した。

内気な男子高校生・宮嶺望を演じた長尾は、念願の初披露に感慨深い面持ち。「こうやって完成披露を迎えることができて、嬉しい気持ちでいっぱいです。これまでにないラブストーリーになっていると感じています。ラブストーリーの恋愛部分だけではなく、いろいろなものが詰め込まれていますし、見ていただく方によってはさまざまな感想が出てくるのではないかと思いますので、それを皆さんで共有して楽しんでほしいです」と挨拶した。

宮嶺が転校してきた学校の人気者・寄河景役の山田も、「初めて皆さんに見ていただくということで楽しみにしています。撮影は約1年前の暑い時期に行っていましたが、スタッフ・キャスト一丸となって詰め込んだいろいろな感情を皆さんにお届けできたらと思っています」と笑顔を弾けさせた。
長尾と山田は3年ぶりの共演となる。長尾は山田の印象について「素敵に成長されている。落ち着いていらっしゃるけれど、ふとした時に無邪気に笑う姿や少女の部分が残っているのが素敵だなと思いました。3年前は僕が10代だったので『姉さん!』という感じが強かったけれど、今回改めて共演してみて当時よりも会話をしたり、楽な感じで撮影が出来ました」と信頼をのぞかせた。
3年前の初対面時を「撮影初日にご挨拶したら『あ、タメ語でいいよ!』と言われて。『ああ、姉さんだ!』と思った」と懐かしそうに振り返る。
一方、山田も「良い意味であまり大きくは変わっていなくて、3年前は10代でなにわ男子としてデビュー前だったので、今回お久しぶり!と言われて嬉しかったです」と再会を喜んだ。
前田と廣木監督も、映画『さよなら歌舞伎町』(14年)以来11年ぶりの顔合わせ。廣木監督が「早いね~!」と驚くと、前田も「あっという間ですね!」と笑顔を見せた。
前田が「監督がいると、いい緊張感があって現場が締まる。普段は優しい物腰で話してくれるけれど、演出の時はキリっとする。その2面性が刺激的で好きです」と久々の印象を語ると、廣木監督も「あっちゃんが刑事役ですよ? 今まで見たことのないあっちゃんが見られます。それが僕の中では面白かった」と見どころを挙げた。

宮嶺と景のクラスメイト・根津原が殺害された事件を捜査する刑事・入見遠子を演じた前田との取り調べシーンについて、長尾は「撮影中は思わなかったけれど、完成作を見た時に『俺、あっちゃんに取り調べされている…』と思った。小さい頃からテレビで見ていたので『俺、あっちゃんに取り調べされる時が来たんだ…』と嬉しかった」と大感激。前田はその素朴な感想に「可愛い感想で嬉しい」と目を細めた。
主題歌「奇跡を待ってたって」を書き下ろしたSaucy Dogのギター&ボーカル・石原は、楽曲誕生の背景について「この映画を見て僕が感じたのは、人の愛し方はそれぞれだと。自分も育ってきた環境が違ったら寄河景のような行動を起こしていたのかもしれない。そんな思いを含めて、愛し方は人それぞれという思いを込めて作りました」と語った。

長尾は主題歌について「映画にピッタリ! 今も聴いています」とお気に入りの様子を見せ、山田も「最後に流れる曲がそれなしでは考えられないくらい、一つの演出のようになって力を頂いた」と絶賛した。
続いて、本作のコピー「君は、僕のために人を殺したの?」にちなみ、「まさか自分のためにしてくれたの!?」と最近驚いた出来事をキャスト陣が発表した。
長尾は、カフェの店員が書いてくれた「応援しています」というメッセージを挙げ、「そうやって僕に気づいてくれてメッセージを残してくれるのは嬉しい。1日がそれで始まると、頑張ろう!と思える」としみじみ語った。
山田は「実家に帰省して東京に戻る時に、母と弟が埼玉から東京の家まで送り届けてくれたこと」と家族の愛に感謝。
一児の母である前田は、「先にお風呂から上がった小学生の息子が私のバスタオルを『ハイ!』と差し出してくれた時にキュンとしました。私がそれを喜んだら毎日やってくれて癒されております」と、すっかり母の表情を見せた。
石原は「DMで送られてくるファンからのメッセージ。それを読んで今日も曲作りを頑張ろう!と思える。メッセージは全部読んでエゴサもします」と明かしていた。
さらに、「作品の内容にちなんで“いま何よりも愛してやまないこと”」をテーマにトーク。
長尾は「ライブで行った静岡でお茶パックを買って、1年くらい緑茶にハマっています。自販機でも心の中で『俺は日本人だから…』と思いながらお茶を選ぶ」とお茶愛を語り、「温かいお茶よりも冷たいお茶の方が年齢的にも好き。僕はまだキンキンに冷えた方が好き」と得意げに笑った。
山田は「ベランダにリクライニングチェアが置いてあって、そこでリラックスしていると時間が溶ける。今の時期がとても良いです」とお気に入りの過ごし方を紹介。
前田は「息子とハマっているのはお香を焚いて寝ること。いい匂いだねと言いながら寝るのが幸せ」とうっとり語った。
石原は「お酒」と答え、廣木監督も「僕もです」と共感して笑いを誘った。

最後に主演の山田は、「純粋なラブストーリーではない、色々な見方をしていただける作品です。これはこう!と決めることが出来ないものが世の中にはあって、本作を見てその気持ちや感覚に触れていただきたいです」とアピール。
長尾は「この映画はシーンがコロコロと変わっていくのが特徴的で、それもすべて宮嶺望と寄河景が出会うことによって変わっていくものなのかなと感じます。僕は人と人との出会いが大きな影響を周りに与えることをこの映画で学びました。なのでこうして今日皆さんと出会えたことも素敵なことですし、この映画に出会っていただいて皆さんに素敵なことが起きればいいなと願っています。ぜひ皆さんも“恋に至る病”にかかってください!」と語り、大盛況のイベントを締めくくった。
『恋に至る病』は2025年10月24日より全国公開。
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