菅野美穂&赤楚衛二「赤い服の女」「女子高生の呪いのメール」に戦慄… テレビ放送NGの恐怖映像が一挙公開

#ホラー#映画#椎名林檎#白石晃士#背筋#菅野美穂#赤楚衛二#近畿地方のある場所について

(C)2025「近畿地方のある場所について」製作委員会
『近畿地方のある場所について』
『近畿地方のある場所について』
『近畿地方のある場所について』
『近畿地方のある場所について』
『近畿地方のある場所について』
『近畿地方のある場所について』
『近畿地方のある場所について』

椎名林檎の主題歌が誘う、不幸の連鎖が始まる恐怖の4エピソード

菅野美穂と赤楚衛二がW主演を務めるホラー映画『近畿地方のある場所について』より、夜中に立ち尽くす赤い服の女、首吊り屋敷、女子高生の呪いメールなど、テレビ放送NGとなった禁断の映像を含む4つの特別予告が一挙解禁された。

・菅野美穂×赤楚衛二W主演『近畿地方のある場所について』の場面写真をすべて見る

・【動画】菅野美穂×赤楚衛二!テレビ放送NGとなった禁断の映像も/映画『近畿地方のある場所について』予告編

発行部数70万部突破、日本全国で話題沸騰中の小説「近畿地方のある場所について」。2023年1月、Web小説サイト・カクヨムに第1話が投稿されると、様々な反響がSNSで投稿され、小説の世界観に引き込まれた読者の間で熱を帯びた議論が巻き起こった。そして、同年8月に単行本化されると、たちまち人気が爆発。日本全国の書店でベストセラーの棚を独占し、今もなお読者を魅了し続けている。

そんな異色のホラー小説が、ついに実写映画化される。監督を務めるのは、『ノロイ』(05年)『貞子VS伽椰子』(16年)『サユリ』(24年)の鬼才・白石晃士。白石監督の大ファンであり、著作への影響も受けているという原作者・背筋も脚本協力として参加する。

(C)2025「近畿地方のある場所について」製作委員会
(C)2025「近畿地方のある場所について」製作委員会

今回紹介するのは、“近畿地方のある場所”へと導く手がかりとなる、4本の特別予告映像。その中には、テレビ放送NGとなった禁断の映像も含まれているという。

まずは、オカルトライター・千紘(菅野)による「私の友人が消息を断ちました」という衝撃的な独白から始まる、主題歌入りのスポット映像。カメラを真正面から見据え、どこか虚ろな目で語りかける千紘。その感情の輪郭はつかめないまま、じわじわと不穏な空気だけが広がっていく。

『近畿地方のある場所について』

やがて、彼女と行動を共にする編集記者・小沢(赤楚)の「近畿地方に何かありますね」というひと言をきっかけに、映像は一変。画面いっぱいに浮かび上がるのは、「身代わり」「味がしないのだ」「うちへきませんか、かきもありますよ」といった、意味不明かつ不気味なテロップの数々。これらは“近畿地方のある場所”を示す鍵なのか。それとも、見る者をさらなる混乱と不安へと引きずり込むための仕掛けなのだろうか。

さらに、予告にも流れる椎名林檎による主題歌「白日のもと」が、私たちを衝撃の結末へと誘う。椎名は本楽曲に込めた想いについて、「この物語に重く横たわる問題に私は只管向き合いました。それは自身の問題でもあり人生に於ける最も大きな脅威で、真に迫る描写を目指すほどに苦しかった」と胸の内を明かしている。

菅野も「私が演じた千紘というキャラクターの心情にとことん寄り添って作ってくださった曲で、感謝しかありません」と語っており、本楽曲が千紘の心を代弁し、本作を読み解く手がかりとなるのか? 果たしてこの音楽が導く先にあるのは救いか、それとも──。

思わず息をのむ戦慄の映像も到着した。怪異に巻き込まれた大学生・目黒(のせりん)が、ある晩、自室のベランダに“赤い服の女”が立っているのを目撃。その異様な光景をスマホで記録していた映像の一片だ。「僕の部屋のベランダに、女の人が立ってて…」と、声を震わせる目黒。その直後、小沢(赤楚)の「撮ったんですか!?」という食い気味の問いかけが重なる。

映像には、暗がりのベランダにひっそりと佇む真っ赤な服の女の姿が映し出される。彼女は室内を覗き込むように顔を近づけ、ゆっくりと、まるで何かを確かめるように両手を持ち上げていく。赤い服の女の正体とは? 彼女は一体、何をしていたのか? 目黒の荒い息遣いや震える手元による手ブレ映像のリアルさが、背筋を凍らせる一本となっている。

続いては、その名前だけで恐怖を呼び起こす「首吊り屋敷」への潜入映像。心霊スポットに突撃取材を繰り返す動画配信者“凸劇ヒトバシラ”が訪れたその屋敷は、床に血のようなシミが点在し、無数に貼られた不可解なお札が壁を覆い尽くす、常軌を逸した空間だった。次第にパニック状態に陥り、泣きじゃくるヒトバシラ。視線の先には、天井から大量の首吊り縄がぶら下がっていた——。

『近畿地方のある場所について』

生配信のコメント欄には、緊張感に満ちた視聴者の声が次々と飛び交う。「やばいやばいやばい」「後ろに誰かいる」「あれは一体…」。そして、不意に現れる不可解な言葉——「ありがとうございます」。ヒトバシラが背後を振り返り絶叫した瞬間、映像は激しく乱れ、そこで途切れる。果たして彼の身に何が起きたのか?

最後に紹介するのは、どこか“平成の香り”が漂うテレビ番組風の映像だ。女子高生の最新トレンドを追う内容らしく、制服姿の彼女たちがインタビューに答えている。流行について尋ねられた彼女たちは「不幸のメール」を紹介。懐かしいガラケーの画面には、「3人以上に送らなければ死ぬ」と書かれた、いわゆる悪質なチェーンメールの文面が映し出される。そのうちの一人の女子高生は、カメラに向かって元気よく「私が死ぬわけねーだろ!」と言い放つが——。

その後、千紘が目にした調査資料には、その女子高生と思しき写真とともに、「集団自殺」という忌まわしい文字が記されていた。果たして彼女は、怪異の餌食となってしまったのか?

見れば見るほど、現実と怪異の境界線が曖昧になっていくリアルな映像の数々。一見バラバラに見えるこれら4つの映像は、すべて“近畿地方のある場所”へとつながっていく。

『近畿地方のある場所について』は2025年8月8日より全国公開。