地震の影響で映画の公開延期と来日中止が相次ぐ

『世界侵略:ロサンゼルス決戦』より
『世界侵略:ロサンゼルス決戦』より
『世界侵略:ロサンゼルス決戦』より
『サンクタム』より
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『父の初七日』より
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『パイレーツ・オブ・カリビアン/生命の泉』に出演するサム・クラフリン(中央・左)とアストリッド・ベルジェ=フリスベ(中央・右)

東日本巨大地震の影響で『唐山大地震』『ヒア アフター』など映画の公開延期・中止が相次いでいるが、『世界侵略:ロサンゼルス決戦』『サンクタム』『父の初七日』の公開延期が決まったと、各配給会社が発表した。

震災と計画停電で映画界にも大きな影響

4月1日に公開予定だった『世界侵略:ロサンゼルス決戦』は正体不明の侵略者に立ち向かうSFアクション。4月22日公開予定だった『サンクタム』は、『アバター』のジェームズ・キャメロンが製作総指揮をつとめた作品で、洞窟のなかで展開するサバイバルを描いたパニックムービー。『サンクタム』を配給する東宝東和は、延期の理由を「時節柄ふさわしくないため」と説明している。

一方、6月4日公開予定だった『父の初七日』は、父の葬儀を伝統にのっとって行うことになった主人公の右往左往をユーモラスに描いた笑って泣ける台湾映画。配給元の太秦は延期の理由について「“故人を送る”というテーマが現状にふさわしくないと判断したため」と述べている。

また、映画人の来日中止も相次いでいて、『神々と男たち』のキャロリーヌ・シャンプティエ監督、『スカイライン−征服−』のグレッグ・ストラウス監督、『パイレーツ・オブ・カリビアン/生命(いのち)の泉』のキャスト、サム・クラフリン、アストリッド・ベルジェ=フリスベらの来日が中止となった。

宣伝担当者の1人は、海外映画人の来日中止については、地震よりも福島原発の影響が大きいようだと話している。

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