山田洋次監督がすまけいに追悼コメント「これからの日本でこそ大活躍してほしかった」

亡きすまけいに哀悼の意を表した山田洋次監督
亡きすまけいに哀悼の意を表した山田洋次監督

山田洋次監督が、12月7日に78歳で亡くなった俳優のすまけいに対し、映画会社の松竹を通して追悼コメントを発表した。

コメントは以下の通り(全文)。

「すまけいさんを惜しむ
寛容で暖かくてユーモラスで、こんな大人がいてほしいと日本人なら誰もが思うような人間像を創り出してきた、実にたぐいまれな役者でした。これからの日本でこそ大活躍してほしかったのに、悔しくてなりません」

すまけい(本名:須磨啓)は1935年9月4日生まれ。芸術劇場を経て、「すまけいとその仲間」を結成。「ゴドーを待ちながら」などの翻訳劇で伝説的な舞台をつくり「アングラの帝王」と呼ばれていた。山田洋次監督作には1986年の『キネマの天地』をはじめ、『男はつらいよ』シリーズ、『学校』(93年)などに出演していた。

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