ジャック・ニコルソンがデニス・ホッパー葬儀に出席、ソウルメイトに永遠の別れ

ジャック・ニコルソン
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先月29日に前立腺がんの合併症ため74歳で亡くなったデニス・ホッパーの葬儀が、6月2日(現地時間)、ニューメキシコ州タオスの教会でしめやかに行われ、家族や友人たちが参列、盟友のジャック・ニコルソンも姿を見せた。

今年3月にホッパーがハリウッドの殿堂入りを果たした際にもお祝いに駆けつけたニコルソンは、ホッパーが1969年に監督・主演した代表作『イージー・ライダー』に出演しており、ショーン・ペン、ヴィゴ・モーテンセンなど共通の友人も多い。ニコルソンはホッパーとの友情について「ほかの誰ともあんな風にはつき合えない、独特な関係だった。私たちはソウルメイトだ」と語った。

葬儀には、同じく『イージー・ライダー』に主演したピーター・フォンダ、『トゥルー・ロマンス』で共演したヴァル・キルマーも参列。ホッパーの19歳の息子で俳優としても活動しているヘンリー・リー・ホッパーが、ウォルト・ホイットマンの「草の葉」から詩を朗読すると、参列者からすすり泣きが聞こえたという。ヘンリーは父について「信念を曲げずに闘い続けることは難しい。でも、生まれてから死ぬまで闘い続ける人もごくわずかにいる。父は間違いなくそういう人だった」と語った。

シンプルな木棺におさめられたホッパーはタオスに埋葬された。タオスはホッパーが『イージー・ライダー』を撮影した場所であり、80年代に12年間暮らしていたこともある。数ヵ月前に子どもたちとタオスを訪れ、ここに埋葬してほしい、と家族に遺言を残していたそうだ。

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