クリストファー・プラマー訃報にジュリー・アンドリュースら追悼コメント

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クリストファー・プラマー
『手紙は憶えている』で迫真演技を見せたクリストファー・プラマー
(C)2014, Remember Productions Inc.

『サウンド・オブ・ミュージック』ジュリー・アンドリュースもコメント

名作ミュージカル映画『サウンド・オブ・ミュージック』のトラップ大佐をはじめ、『人生はビギナーズ』、『手紙は憶えている』などで活躍したカナダ出身の名優、クリストファー・プラマーが5日(現地時間)にコネティカット州の自宅で亡くなった。

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82歳でアカデミー賞助演男優賞を受賞(『人生はビギナーズ』)、88歳の時にも『ゲティ家の身代金』で同賞候補となり、演技部門でのノミネート最高齢記録を更新し、一昨年の『ナイブス・アウト/名探偵と刃の館の秘密』にも出演し、現役で活躍し続けていたが、夫人によると、91歳だったプラマーは転倒による頭部打撲が原因で亡くなったという。

突然の訃報を受け、ともに仕事をした俳優や監督が追悼の言葉を寄せている。

『サウンド・オブ・ミュージック』のジュリー・アンドリュースは「世界は今日、完ぺきな俳優を失い、私は大切な友人を亡くしました。一緒に仕事をした思い出、長年にわたって共有してきたユーモアと笑いを宝物にします。彼の美しい妻であるエレイン、そして娘のアマンダにお悔やみを申し上げます」とコメントを発表した。

『ナイブス・アウト/名探偵と刃の館』で共演したクリス・エヴァンスは「本当に胸が張り裂けそうです。信じがたい喪失です。これほど長く、インパクトのあるキャリアは数少ない。『ナイブス・アウト』での大好きな思い出の1つは、撮影の合間にスロンビー邸(注:映画の舞台となる豪邸)で一緒にピアノを弾いたことです。彼は愛すべき人で、伝説的な才能でした」と綴った。

https://twitter.com/ChrisEvans/status/1357767156709130241

『ナイブス・アウト〜』のライアン・ジョンソン監督は「安らかに、クリストファー・プラマー。生きる伝説として、仕事を愛した本物の紳士でした。彼と仕事をできたのはとても幸運でした」と、撮影現場でのプラマーの写真を添えてツイートした。

ヘレン・ミレンは「私はクリストファー・プラマーがオスカー候補になった『終着駅 トルストイ最後の旅』で共演する光栄に恵まれました。彼は人として、俳優として、万能の力の持ち主でした。彼は、19世紀に“俳優”という言葉が示した意味そのものの人でした。それは仕事への献身です。彼の芸術は総合的なもので、中でもストーリーテリングに取り組む意欲は、その総合的なものの最も重要な部分でした。彼は大胆不敵で、エネルギッシュで、勇気があり、知識が豊富で、プロ意識が高く、俳優の可能性を示す記念碑的な存在でした。真の意味で偉大な俳優です」と声明を発表した。

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プラマーがアカデミー賞最優秀助演男優賞を受賞した『人生はビギナーズ』のマイク・ミルズ監督は「Variety」誌に「私たちが出会ったのは彼が80代の時でしたが、私は彼の強烈な好奇心、脆さを作ろうとする貪欲さ、自分自身への挑戦を求める姿勢に驚嘆しました。クリストファーには威厳と茶目っ気が共存し、深い教養があり、いつも笑いを求めていました」と語った。

プラマーが演じたのは監督の父親をモデルにした、老年になってから同性愛者であることを息子に明かした男性だ。「彼は、自分が演じた死にゆく父親について『自己憐憫のかけらもない』と言っていましたが、彼自身がそういう人です。年老いた男がカミングアウトする勇気を持ち、気高さと教養と、人生に対する荒々しいほどの欲望で恥ずかしさを克服する物語を讃えてくれたクリストファーに感謝し続けます。クリストファーは、この物語を多くの人々に伝える術を知っていたのです」と語った。

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