ファースト・ガンダム劇場三部作BDは4K高画質×ドルビーアトモス音声

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待望の4K高画質×ドルビーアトモス音声

『機動戦士ガンダム劇場版三部作』が4Kリマスターを経てUHD BD化され、『機動戦士ガンダム劇場版三部作 4KリマスターBOX』（￥33,000／税込）として10月28日に発売。同時に、2018年に期間限定生産で発売された『機動戦士ガンダム逆襲のシャア 4KリマスターBOX』（￥10,120／税込）、『機動戦士ガンダムF91 4KリマスターBOX』（￥10,120／税込）も発売当時と同じ仕様で特装限定版として再発売された。

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BOXにはUHD BD3枚とHD BD3枚ずつがそれぞれ4KとフルHDで収まり、81年〜82年の劇場公開時のリニアPCMモノーラル音声のほか、新たにドルビーアトモス音声も収録（2000年12月21日発売特別版の5.1ch音声は未収録）。ON/OFF可能な日本語字幕を収録する。

封入特典は、100ページにのぼるスタッフ録り下ろしのインタビューを収録したブックレット「『機動戦士ガンダム劇場版三部作』宇宙世紀を越えて BEYOND THE UNIVERSAL CENTURY」。特典映像として、『オリジナル特報4Kver.』のほか、『I予告編4KVer.』『II予告編4KVer.』『III予告篇4KVer.』が収録される。また、先着購入特典は、これら3タイトルが入る「機動戦士ガンダム4Kリマスターシリーズ収納BOX（全2種）」である。

ロボットアニメに人間ドラマを加味

『機動戦士ガンダム』は、富野喜幸（富野由悠季）総監督の下、日本サンライズが製作したロボットアニメのテレビシリーズ。安彦良和がキャラクターデザインを務めた少年少女たちが、大河原邦男がデザインを手がけた「モビルスーツ」と呼ぶロボットを操り戦争に立ち向かう人間ドラマだ。

視聴者ターゲットを小さな子どもから中学生以上に設定したが、放送当初は視聴率も振るわず、打ち切りが決定。しかしその後再放送される度に人気が上昇し、一大ブームを巻き起こした。バンダイから発売されたプラモデル（通称ガンプラ）があまりの人気ぶりに、おもちゃ屋での「抱き合わせ販売」が横行して問題となるほどの社会現象となった。

今回発売されたBOX収録の『劇場三部作』は、このテレビアニメを再編集したものだが、打ち切りの憂き目に遭ったテレビ版では予算や時間の関係で拙かった部分が大きく改善し、高画質化による美しい映像が見どころとなる。

『名探偵コナン』のルーツにも

本作は、人々がスペースコロニーへ移民し始めた宇宙世紀0079の戦争を描く。コロニー「サイド３」がジオン公国を名乗り地球連邦軍に独立戦争を仕掛ける。「サイド7」に住む15歳の少年アムロ（声・古谷徹）らは民間人だったが、偶然モビルスーツ「ガンダム」に乗り込んで以降戦闘に巻き込まれ、避難民とともに闘いを余儀なくされる。ライバルは赤い彗星シャア（声・池田秀一）。大人でなく少年が闘う設定とロボットの擬人化、人間ドラマとしての性格など、ロボットアニメのみならずのちの作品にも大きな影響を与え、現在大人気の『名探偵コナン』のキャラクター（安室透、赤井秀一）やあらすじにも多くのリスペクトがみられる。

『機動戦士ガンダム劇場版三部作 4KリマスターBOX』4K ULTRA HD Blu-ray&Blu-ray Disc計6枚組特装限定版は、10月28日より発売中。（文：fy7d）