1月26日の公開記念舞台挨拶をインフルエンザで欠席した俳優の新田真剣佑が、2月5日に丸の内ピカデリーで行われた映画『十二人の死にたい子どもたち』大ヒット御礼舞台挨拶に出席、見事リベンジをはたした。
安楽死を希望する12人の少年少女たちが、自らの死にたい理由に向き合っていく中で、それぞれの生きる理由を見つけていく本作。公開2日目に開催された舞台挨拶には、キャスト12人が集結する予定だったが、新田はインフルエンザのため欠席。杉咲花ら登壇者から「早く良くなって」とエールが送られていたが、この日は元気な姿で登壇すると「前回、本当に行きたかったのにインフルエンザになってしまい悔しい思いをしましたが、今日はこうしてみなさんの前に出られて幸せです」と満面の笑みを浮かべる。
しかし、今度は、本日登壇予定だった堤幸彦監督がインフルエンザで欠席するというオチに。堤監督から「新田真剣佑くんのリベンジ舞台挨拶にインフル返しで欠席してしまい申し訳ない」とメッセージが届くと、新田は「最初聞いたときは『本当に!』とびっくりしました」と苦笑いを浮かべる。
そんな堤監督から「座長風のときや、悩める性格俳優のとき、わがまま小僧のときといろいろな顔を見せる、放っておけない人。しかもラストでは全員が驚愕し、言葉を失うほどの神演技を見せてくれる。さすがやるときはやる役者です」と絶賛メッセージが届くと、新田は「いやいやそんな」と恐縮していたが「本当にありがたいです」と感謝していた。
さらに杉咲や、北村匠海、高杉真宙ら共演者から新田に対して質問が届く。高杉は「どうやったら新田さんのようにコミュニケーションが素晴らしくなれるのか」という問いに、新田は「根本的に性格が違うからな……」と困った表情を浮かべていたが「初対面でもハグすることですかね。僕はしちゃうんです。最近はなるべくしないようにしているのですが……」と驚きの回答で客席を沸かす。
本作は1月25日の公開から、12日間で興行収入8億円を突破。SNS上でも多くの称賛が寄せられているが、新田は「とても嬉しいしありがたい」と破顔すると「この映画は見る人によって思うことが違うかもしれませんが、希望や命の大切さを感じられる作品になっているので、より多くの人に見ていただきたいです」と力強くアピールしていた。
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