リリー・フランキーが15年ぶりの単独主演映画で賞を受賞!

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リリー・フランキー
リリー・フランキー
リリー・フランキー
リリー・フランキー(中央)
左からエリック・ニアリ、リリー・フランキー、坪田義史監督

リリー・フランキーが15年ぶりに単独主演をはたした日米合作映画『シェル・コレクター』。この作品がニューヨークのジャパン・ソサエティーで開催中の第10回JAPAN CUTS 〜ジャパン・カッツ!で現地時間7月21日に上映され、主演のリリーが日本映画界に貢献している監督や俳優の功績を讃える「CUT ABOVE賞 for Outstanding Performance in Film」を受賞! リリーと本作の坪田義史監督、N.Y.在住のプロデューサー、エリック・ニアリによる舞台挨拶が行われた。

リリー・フランキーが盲目の貝類学者役で主演!『シェル・コレクター』

本作は、ピューリッツァー賞受賞作家アンソニー・ドーアの同名小説を原作に、舞台を日本の沖縄に置き換えた作品。リリーが演じるのは、妻子と離れ、沖縄の離島でひとり厭世的生活をおくる盲目の貝類学者。ある日、画家のいづみが島に流れ着き、いづみが患っていた奇病を偶然にも貝の毒で治してしまったことから、彼の生活に異変が訪れるというもの。

舞台挨拶ではリリーが「園子温監督に代わって駆けつけました」と直前に欠席が伝えられた園監督にちなんでマイペースに話すと、観客は大笑い。坪田監督は米文学の原作を映画化したことについて「僕のフィルターを通してアンソニー・ドーアさんの静謐な小説が映画になっていく、自分を通してインプットしたものをミックスする作業に興奮しました」と語った。

リリーは、この第10回JAPAN CUTSで主演作『シェル・コレクター』のほか、『恋人たち』『バクマン。』といった出演作の上映が行われるなど、ニューヨークでも存在感を示した。

そのリリーは今回の受賞について「僕は幼い頃から、アメリカで生まれた映画、ロックンロール、自由に影響を受け育ったおじさんです。その憧れの国、アメリカで、文化の最先端ニューヨークで作品が公開され、このような賞を頂いたことを光栄に思い誇りに思います」とのコメントを寄せている。

なお、JAPAN CUTS 〜ジャパン・カッツ!は、ニューヨークのジャパン・ソサエティーで開催される北米最大規模の日本映画祭。今年は『シェル・コレクター』をはじめ、29本の長編と21本の短編が英語字幕付きで上映された。CUT ABOVE賞は日本映画界に貢献している監督や俳優の功績を讃える賞で、昨年は『百円の恋』主演の安藤サクラが受賞している。

『シェル・コレクター』ブルーレイとDVDは9月2日よりリリースとなる。

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