『正負之間~Plus & Minus』キャスト8人
前列左から、ハンク・ワン、マット・リー、マックス・リン、ホアン・ジュンジー/後列左から、アーロン・ライ、キレイ・チェン、ハオ・シー、ウェイン・ソン
『正負之間~Plus & Minus』メインキャスト
マックス・リン&ハオ・シー
マックス・リン&ハオ・シー
マックス・リン&ハオ・シー
マックス・リン&ハオ・シー
キレイ・チェン&マット・リー
キレイ・チェン&マット・リー
キレイ・チェン&マット・リー
キレイ・チェン&マット・リー
アーロン・ライ&ハンク・ワン
アーロン・ライ&ハンク・ワン
アーロン・ライ&ハンク・ワン
アーロン・ライ&ハンク・ワン
ホアン・ジュンジー(左)&ウェイン・ソン(右)
ウェイン・ソン&ホワン・ジュンジー
ウェイン・ソン&ホワン・ジュンジー
ウェイン・ソン&ホワン・ジュンジー

4組のカップルを演じた総勢8人の俳優たちを直撃

タイBL(ボーイズラブ)を筆頭にアジアBLが数年前から世界を席巻しているが、今回紹介するのは台湾BLだ。アジアBLというとやはり『2gether』をはじめタイBLが有名だけど、台湾BLも固定ファンが居るくらい人気が高い。切な甘くてエモい物語が多いのと、何と言ってもイケメン率が高いことも人気の秘訣だろう。

このたび、ビデオマーケット、Rakuten TVにて配信中で、Blu-rayやDVDも発売中の台湾BL『正負之間~Plus & Minus』で総勢8人のイケメンキャストが来日。ムビコレでインタビューを実施した。

台湾BLドラマ史上最もキスシーンが多い話題作『正負之間~Plus & Minus』、眼福カップル揃いで大満足!

本作は2021年にヒットした台湾BL『Be Loved in House 約・定~I Do』と台湾初のリモートBL『隔離が終わったら、会いませんか?』の制作チームが再集結したBLドラマ。幼馴染みである弁護士同士を中心に描いたラブストーリーとなっている。

CMやドラマで活躍するマックス・リンが離婚弁護士のチェン・ゾーショウを好演し、大人気の台湾BL『HIStory3那一天~あの日』のハオ・シーが相手役となる弁護士のフー・リーゴンを務める。彼ら以外にもスポットが当たるカップルとして、モデルで本当にバーテンダーでもあるキレイ・チェン演じる人気バーテンダー加藤勇気と、俳優だけでなく演技講師としても人気のマット・リーが扮するクリーニング店の主人ジエン・インゾーが登場。ちなみに筆者はふわっとしたロン毛がカッコいいキレイ・チェンをおすすめしたい。嫌味なくこんなにロン毛が似合う男性はそうそういないと思う。

『正負之間~Plus & Minus』メインキャスト

メインキャストの4人。左から、ハオ・シー、マックス・リン、キレイ・チェン、マット・リー

そして、彼らだけじゃない。『Be Loved in House 約・定~I Do』のアーロン・ライとハンク・ワンも弁護士事務所に相談に来るカップルとして特別出演。さらに、『HIStory3那一天~あの日』のウェイン・ソン、ホアン・ジュンジーもゲスト出演している。

先月、この8人の若手俳優たちが揃って来日し、ファンミーティングを敢行。多くの日本のファンに迎えられて大盛況となり、日本での人気の高さも実証した。その前夜に行われたインタビューでは、 『正負之間~Plus & Minus』の見どころやお気に入りのシーンから、アジアで台湾が先陣を切って導入した同性婚についてまで語ってくれた。

好きなシーンやベッドシーンの秘話、同性婚についても語る

まずはメインキャストの4人、マックス・リン、ハオ・シー、キレイ・チェン、マット・リーからスタート。

――本ドラマへの出演の話を聞いた第一印象から教えてください。

マックス:夢みたいだと思いました。もう一本別のBLドラマのオーディションも受けていたのですが、マネージャーから「落ちちゃったよ…でも、『正負之間~Plus & Minus』は受かったよ!」とサプライズみたいに報告されて、嬉しかったです。

ハオ:驚きと嬉しさが同時に来ました。『HIStory3那一天~あの日』にも出演してますが、今回は主演でメインカップルを演じられたので。この機会をもらって感謝してます。

マット:これまでBLに出演したことはなく、プレッシャーを感じました。BLファンはとても目が肥えていて基準が高いイメージがあったので。しかも今回演じたジエンは僕自身とはかけ離れていたからです。

キレイ:緊張と嬉しさが同時に押し寄せてきました。1話から最終話まで登場するメインキャラクターを演じるのは初めてです。僕は4人の中では演技経験が少ない方ですが、映画やドラマは好きで演技のお仕事をしたいと思ってました。撮影中はすっかり『正負之間~Plus & Minus』の世界に入り込んでいました。

マックス・リン&ハオ・シー

マックス・リン(右)&ハオ・シー(左)

――実際に演じられてとくに印象に残ったシーンはどこですか?

マット:(キャンプのシーンで)ジエンが加藤に一緒に寝ましょうかと言うシーンです。車で寝るはずだったけど、一緒にテントで寝ようと誘うんです。ジエンは自信があるタイプではないし、2人の関係はハッキリとせずに曖昧なままだったけど、ジエンの一歩踏み出す勇気が感じられました。

キレイ:僕は一番好きなセリフがあって、それは僕のじゃなくてジエンの「加藤勇気」というセリフ。このドラマで唯一彼が僕の名前を呼ぶシーンです。ジエンのランドリーを後にしようとした僕を呼び止める場面で、ジエンの気持ちがとても伝わって来て、好きなシーンです。

キレイ・チェン&マット・リー

キレイ・チェン(右)&マット・リー(左)

――マックスさんとハオさんはベッドシーンも演じられて、美しくて愛も感じられるシーンでしたが、注意した点や苦労はありましたか?

マックス:とくに注意したのは手の演技です。はじめは緊張のせいか、手の演技が固いと指摘されました。クローズアップで手が写るので注目してみてください。とくに番外編の手の演技は自分でも好きです。

ハオ:チェンとフーは付き合っていくうちに信頼が強まっていくので、キスもベッドシーンもとても自然に演技できました。リアルなところに注目して欲しいです。感情だけでなく映像も美しく映し出されるように工夫されているから、ぜひ何度も見て欲しいです。

お話が終わると4人は日本語で「ありがとう」と言ってくれたのも印象的だった。続いては特別出演したアーロン・ライ、ハンク・ワン、ウェイン・ソン、ホアン・ジュンジーの4人。彼らもまず日本語で「こんにちは」と挨拶してくれた。

――本ドラマへの出演の話を聞いた第一印象はいかがでしたか?

ウェイン:(澄ました顔で)ん? 出演? あぁいいよーって。ウソ! 冗談!(笑)

ホアン:プロデューサーとご飯を食べているときに話を聞いて、僕も出演したい! って言いました。

ウェイン:自分から出たい、ってアピールしたよ。

ハンク:僕も「ん? 出演? あぁいいよー」って(笑)。それは冗談だけど、話を聞いてから撮影開始まで一週間しかなかったよ。

アーロン:急な話だったけど、ハンクと共演してきた経験があったからスムーズにいきました。

アーロン・ライ&ハンク・ワン

アーロン・ライ(右)&ハンク・ワン(左)

 

――『Be Loved in House 約・定~I Do』と『HIStory3那一天~あの日』のヒットをそれぞれどのように捉えてますか?

ハンク:驚くほど嬉しいです。

アーロン:僕もです。日本にもたくさんファンがいて嬉しいです。

ウェイン:僕もとっても嬉しいです。今回、たくさんの日本のファンの方に迎えてもらえました。心を込めて作った真摯な気持ちが伝わっていて嬉しいです。

ホアン:海を超えて文化も違う方々にも好きになってもらえて感謝と感動です。3年前の作品ですが、今も僕たちのことを覚えてくれていて、温かい気持ちが嬉しいです。

――『正負之間~Plus & Minus』をご覧になった感想を教えてください。

ハンク:俺、太ったなって思いました(笑)。

アーロン:僕はさらに筋肉がついてました(笑)。

ホアン:とてもロマンチックな作品だなって思いました。

ウェイン:僕はドラマに入り込んで見て、登場人物と一緒に笑ったり泣いたりしました。

ウェイン・ソン&ホアン・ジュンジー

ウェイン・ソン(右)&ホアン・ジュンジー(左)

――同性婚が認められている台湾ならではのドラマだとも思いますが、同性婚について身近に感じられることはありますか?

ウェイン:ある時学校で女性が結婚しましたって報告すると、教授が相手は男性ですか?女性ですか? って聞いて。女性だって答えると、そうですか、どのくらい付き合ったんですか?と自然な流れで会話していて、素敵だなと思いました。教授は50代くらいで、若い世代じゃなく年上の世代も受け入れていることが素晴らしいと思います。

ホアン:この1、2年で手を繋いで歩く同性カップルを見かけることが多くなりました。もともと愛に性別は関係ないと思います。愛し合う人たちが必ず結婚するべきだとは思っていないですが、結婚できる選択肢が増えたことは素晴らしいと思います。

彼らも最後に「ありがとう」と締めくくってくれた。顔だけじゃなく心もイケメンであったかい8人だった。『正負之間~Plus & Minus』もそんな彼ららしいほっこりと心温まるBLドラマなので、ぜひチェックしてみて欲しい。

(text:牧島史佳/BLライター、photo:今井裕治)

サービス精神満点の彼らがさまざまなポーズで! その他の写真はこちら!

◆サイン入りチェキを計8名様にプレゼント! 応募詳細ページをチェック!!◆
マックス・リン&ハオ・シーのサイン入りチェキはこちら
キレイ・チェン&マット・リーのサイン入りチェキはこちら
アーロン・ライ&ハンク・ワンのサイン入りチェキはこちら
ウェイン・ソン&ホアン・ジュンジーのサイン入りチェキはこちら

<プロフィール>

マックス・リン
1993年11月15日生まれ。台湾・台北出身。身長184cm。CMやドラマで活躍中。2022年、日台合作BLドラマ『正負之間~Plus & Minus』に主演。

ハオ・シー
1995年3月24日生まれ。台湾・宜蘭出身。身長176cm。俳優で歌手。出演作に『HIStory3那一天~あの日』(19年)がある。2022年、日台合作BLドラマ『正負之間~Plus & Minus』にて初主演。

キレイ・チェン
1989年5月15日生まれ。台湾・台北出身。身長182cm。モデル、俳優。バーテンダーとして活動。2022年、日台合作BLドラマ『正負之間~Plus & Minus』に出演。

マット・リー
1992年3月28日生まれ。台湾・宜蘭出身。身長182cm。俳優。演技講師としても人気。2022年、日台合作BLドラマ『正負之間~Plus & Minus』に出演。他の作品に『DNA Says Love You』(22年)がある。

アーロン・ライ
1992年2月24日生まれ。台湾・台北出身。身長181cm。スポーツが得意で、高校時代にU-18ラグビーアジア杯に台湾代表として出場。高校水泳部が舞台のドラマ『飛魚高校生』(16年)に出演し人気を博す。主演作に、『HIStory マイ・ヒーロー』(17年)、『Be Loved in House 約・定~I Do』(21年)がある。

ハンク・ワン
1997年1月30日生まれ。台湾・台北出身。身長178cm。2014年、バンド「noovy」のギタリストとして活動を開始。幅広い活動を目指して、2019年5月に脱退。以降、ドラマ出演を重ね、『Be Loved in House 約・定~I Do』(21年)に出演。

ウェイン・ソン
1994年12月20日生まれ。台湾・台中市出身。国立台湾芸術大学卒業。身長187cm。2015年に俳優デビューし、『飛魚高校生』(16年)を経て、『反逆の季節』(18年)で第53回金鐘奨新人俳優賞にノミネート。2019年、『HIStory3 那一天~あの日』に主演。日本の人気BLドラマ『Life 線上の僕ら』にもゲスト出演している。

ホアン・ジュンジー
1996年4月22日生まれ。台湾・台北出身。身長176cm。モデル、俳優。『HIStory3 那一天~あの日』に主演。

INTERVIEW