【今日は何の日】「ジュエリーデー」にはこの映画でティファニーの輝きを堪能!

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『華麗なるギャツビー』
『華麗なるギャツビー』
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『華麗なるギャツビー』
『華麗なるギャツビー』

1909年の11月11日に日本で正式に宝石の単位(カラット)が制定されたことから、この日がジュエリーデーと定められた。かつてマリリン・モンローが映画の劇中歌で「ダイヤは女性の一番の親友」と歌ったように、ジュエリーはいつの世も女性を魅了し続ける存在だ。今回はジュエリーデーにちなみ、ハイジュエリーブランド「ティファニー」のジュエリーが堪能できる映画をご紹介しよう。

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あの名作をディカプリオ主演で映画化

『華麗なるギャツビー』は、言わずと知れたフィッツジェラルドのロングセラー小説を映画化した作品だ。いったい何をして金を稼いでいるのか、果たしてどんな素性の人物なのか誰も知らないが、宮殿のような大豪邸に住み、夜な夜な贅の限りを尽くしたパーティーを開いている謎の大富豪、ギャツビーが主人公の物語である。

ギャツビーをレオナルド・ディカプリオ、彼の隣人をトビー・マグワイアが演じ、物語はトビー演じるニックの回想という形で描かれる。パーティー目当てに毎晩各界のセレブや権力者などそうそうたる面々が彼の大豪邸を訪れ、狂喜乱舞の乱痴気騒ぎを繰り広げる。色鮮やかな衣装をまとったダンサーたち、フォックストロットやチャールストンなどのダンスミューッジックを奏でる生バンド、客の隙間をすり抜けて給仕をするボーイたち、グラスを傾けながら下心たっぷりで談笑する男女等がひしめき合う光景からは、好景気に沸く1920年代アメリカのジャズエイジの熱狂ぶりが伝わってくる。そんな煌びやかな世界観に華を添えたのが、老舗ジュエリーブランドのティファニーだ。

作品の中心人物の一人、富豪の妻デイジー・ブキャナン(キャリー・マリガン)が初めてギャツビーのパーティーに出向いた時に身に着けていたジュエリーがそれである。これらのジュエリーは、ティファニーの協力の元、同ブランドのアーカイブにインスピレーションを得て制作された。なかでも印象的なダイヤモンドとパールのヘッドバンドは、公開当時50万ドル以上の価値があるとも言われた豪奢なものである。

『華麗なるギャツビー』

実は、ギャツビーが毎晩パーティーを開いていた理由は、このデイジーと深いかかわりがあった。天使のような容姿で多くの男性を魅了するデイジーだが、ネット上では「華麗なるギャツビー デイジー クズ」という気になる検索ワードが浮上してくる。その理由は、作品を見ればきっと明らかになるだろう。今更ではあるが、この作品を見て改めてディカプリオという俳優の存在感を思い知らされた。顔立ちの端正さで言ったらもっとイケメンはいくらでもいると思うのだが(失礼!)、スクリーンの中での存在感は別格だ。謎の大富豪、ギャツビーの正体が初めて明かされるシーンでこちらを振り返る時のオーラといい、鬼気迫る迫真の演技といい、さすが「レオ様」といった感じだ。

「頭に血がのぼる」「顔を真っ赤にして怒る」という表現があるが、ギャツビーが絶対に触れてほしくない自分の過去を指摘されたときの激高ぶりがすざまじい。みるみるうちに顔が真っ赤に染まり、鬼の形相となって喚き散らすのである。慣用句を地で行くようなその演技に、改めて彼の俳優としての真価を見た気がする。(T)

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