長井短、「夫をただ全力で応援する妻になるのは違う」
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『生きててよかった』多才なモデル・俳優の長井短が登場!
綾野剛主演×藤井道人監督『アバランチ』で最狂の敵役を演じて注目を集めた“逆輸入俳優”木幡竜が主演する映画『生きててよかった』が、5月13日より全国公開される。このたび、放送中のドラマ『ねこ物件』で不動産屋の職員を演じて話題となっている個性派女優・長井短(ながいみじか)の、本作品での新たな場面写真が公開された。
長井といえば、そのしなやかな長い手足を活かし「装苑」や「GINZA」のモデルとして活躍しつつ、舞台を中心に自由で個性的な演技も高い評価を受けている日本演劇界の若手ホープ。93年生まれで、夫は劇団ロロの俳優・亀島一徳。『地獄の花園』(21年)『映画 賭ケグルイ 絶対絶命ロシアンルーレット』(21年))でも強烈な印象を残し、一度見たら忘れられない役者だ。
近年では、読者と同じ目線で感情を丁寧に綴りながらパンチが効いた文章が人気で、著書「内緒にしといて」を出版するなどマルチに活躍している。亀島一徳と長井短による交換ノートも連載中(https://note.com/machaakilove/n/n9ee40881f6d8)。
夫の一番の理解者である妻を好演
そんな長井が『生きててよかった』で演じた松岡絵美は、売れない役者を続けている夫を持つ一児の母。
今野浩喜演じる絵美の夫・健児は、少年時代に映画『ロッキー』と出会ったことでシルベスター・スタローンに憧れ、俳優という道を歩み始めたが、実際にはなかなか芽が出ずバイトをしながら細々と役者を続けている。
絵美は働きながら家庭を支え、夫や息子に愛情を注ぐ一方で、夕食を作って自分の帰りを待っていた夫に優しい笑顔を向けたのも束の間、即座に冷めた表情で「働け?」と愛ある手厳しい一言を浴びせるような「鬼嫁」な一面も併せ持つ。健児の一番の理解者である良妻として映画の中でもひと際輝く存在だ。
長井がこれまでに演じてきた役柄や、バラエティ番組で見せてきた元気で愉快な姿とはまた少し違い、今回の役柄は、母として、妻として凛としている女性像だ。
長井は、今回の出演を振り返り、次のように語った。
「最初に監督とお話ししたときに、この絵美という役が“夫をただ全力で応援している夢みたいな妻になるのは違う”という共通認識を持てたことで、これは良い作品になるだろうなと確信しました」
その上で、次のようにアピールした。
「アクションシーンは勿論ですが、人間の持つ多面性を尊重して作られた会話劇にも是非ご注目ください」
闘いに取り憑かれた元ボクサーの末路
本作品は、ドクターストップで引退を迫られたボクサー・楠木創太(木幡竜)の生き様を描く。
創太は、闘いへの未練と執着を捨てきれぬ中、恋人との結婚を機に新しい生活を築くため仕事に就く。しかし、人生の大半をボクシングに捧げてきたこともあり、何をやってもうまくいかない上、社会にも 馴染めず苦しい日々を過ごす。そんなある日、創太のファンだと名乗る謎の男から大金を賭けて戦う欲望うずめく地下格闘技へのオファーを受ける。一度だけの思いで誘いに乗った創太だったが、忘れかけていた興奮が蘇り、再び闘いの世界にのめり込む。彼にとってその高揚感は何物にも代えがたいも のだった。闘うことに取り憑かれた男の狂気と愚直なまでの生き様は、果たして喜劇となるか悲劇となるか? 今、再び闘いのゴングが鳴る──。
『生きててよかった』は、5月13日より全国公開される。
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