ウクライナのために! 疲労の色濃いショーン・ペンがテレビ出演で避難民らの窮状語る

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ショーン・ペン
CNN『Anderson Cooper 360』に出演したショーン・ペン

侵攻前後にゼレンスキー大統領と2度の会談

ロシアの侵攻を受けるウクライナ国内でドキュメンタリーを撮影していたショーン・ペンが4日(現地時間)CNNの番組に出演し、ゼレンスキー大統領との会談について語り、支援を訴えた。

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ペンは先月末に、徒歩でポーランドの国境に向かっていることをツイートしていたが、CNNの番組『Anderson Cooper 360』に出演した彼の表情には疲労が色濃く表れていた。

ペンはキャスターのアンダーソン・クーパーに、ロシアの侵攻が始まった当日の24日にウクライナの首都キエフでゼレンスキー大統領と会ったことを語った。
「侵攻の前日にゼレンスキー大統領と会い、そして侵攻の日にも再び会いました。彼は、自分がこのために生まれてきたと知っていたかどうかはわからないが、私が何かに立ち会っていることは明らかでした。勇気と尊厳と愛という点において、現代の世界にとって新しいものです」と言い、さらにこう付け加えた。
「これは特別な瞬間です。私は彼に感銘を受け、感動し、彼とウクライナのために恐怖を感じました」

ペンが主催するNPO「CORE(Community Organized Relief Effort)」はポーランド国境で、避難してきたウクライナの人々を支援する活動を始めたという。

「衛生キットを配布しています。難民の人たちに現金と水を提供しています。今、私たちはスタッフを向こう側に連れて行くためにも動いています。難民には2種類の闘いがあるからです。一つは国外に脱出すること、もう一つは何をすべきかを考えることです」

「多くの人々、裕福な人々が仕事も銀行口座も捨ててきてしまったので、これが彼らにとっての新しい現実なのです」と着の身着のままで避難してきたウクライナの人々の窮状を語ったペンは、「COREの援助が必要です。私たちはメディアに出ることがあまり得意ではありませんが、COREが人々を助けるために必要な現金支援については、私がその手伝いをすることになります。皮肉ですが」と苦手なTV出演を決断したことにも触れつつ、「人々に協力を求めたいと思っています」と寄付による支援を呼びかけた。

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