『相棒』水谷豊の監督映画第3弾、檀れいが主演「飛び上がるほど嬉しかったです」

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太陽とボレロ
(C)2022「太陽とボレロ」製作委員会
太陽とボレロ
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人気刑事ドラマ『相棒』シリーズの杉下右京役で知られる水谷豊が監督した新作映画『太陽とボレロ』にて、檀れいが主演を務めることが明らかになった。

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檀れい、水谷作品出演は「飛び上がるほど嬉しかったです」

本作は、オリジナル映画を作り続ける水谷の監督作品第3弾にして、クラシックのオーケストラを題材にした音楽エンターテインメント。ある地方都市のアマチュア交響楽団の主宰者・花村理子(檀)は18年間、個性豊かなメンバーと共に活動してきた。みんな音楽を愛する普通の人々。しかし、楽団の経営は苦しく必死に奔走する理子だったが、ついに楽団の歴史に幕を閉じる決断を迫られる。そして、最後にして最高のコンサートがはじまる、というストーリーが展開される。

宝塚歌劇団所属時には月組・星組それぞれでトップ娘役に抜擢され、数多くの舞台で活躍してきた檀。映画初主演となる今回は、音大を出たものの音楽の道をあきらめ、家業を継ぎ、地元で楽団を主宰する女性・花村理子。楽団の主宰者として、解散の危機に奔走する等身大の女性を時にシリアスに、時にユーモラスに演じる。

出演にあたって檀は「水谷豊さんの監督作品ということで、お話をいただいたときは、本当に飛び上がるほど嬉しかったです。花村理子という女性は、弥生交響楽団存続のために奔走する女性、親から受け継いだ家業も抱えています。とにかく色々なことを1人で背負って頑張ってしまう理子さんに共感しましたし、自分のことよりも周りのことを考えて行動している女性だと思いました。台本を読んで、オーケストラの話を主軸に進んでいくのでどういうところに音楽が流れ、どういう物語になっていくのか読むだけでわくわくしました。映像では自分たちが演じたあとに音楽がのりますが、それがどういう風に私たちのお芝居をさらに盛り上げていくのかなということを思いながら読んでいました」とコメント。

続けて「撮影に入る前に監督が『やりすぎずやらなさすぎず』とおっしゃっていて、私自身はやりすぎちゃうタイプではないですけれど、今まで受けてきたオファーの中ではけっこう涙のシーンが多かったりだとか追い詰められたりだとか感情の起伏を出して欲しいと求められることが多かったので、今回は『やりすぎず』ということに気をつけて理子を演じました。撮影現場は、台本では想像できないようなキャラクター作りや見せ方のシーンもあって、その都度驚かされましたし、それが楽しくてワクワクしながら撮影に挑んでいました。自分の撮影が無い日でも現場にいたのは、もしかしたら、今回が初めてなのかもしれないです。でも、そのくらい大好きな現場でした。そして、役者の生理も全部分っていらっしゃる水谷さんが撮る監督作品ということで、そこが私にとって一番緊張したかもしれません。なので、私にとっては水谷さんの『OK』が全てでした」と話した。

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水谷監督は「主人公の花村理子は、物語が展開する中で色々な人と出会って、色々な顔を見せてほしいと考えていました。檀れいさんのお名前が閃いたのは、脚本を書き進めていた時でした」と明かし、「まだ、キャスティングは一切考えていなかったのですが、途中のあるシーンで、ふと彼女の顔が浮かんだのです。他のシーンではまだ自分の中の架空の人物のイメージしかなかったのですが、なぜかそのシーンだけ鮮やかに檀れいさんが浮かんできました。ご縁があり、実際、理子というキャラクターを演じてくださることになって、まずは本当に嬉しかったです。撮影していく中で、イメージ通りであることはもちろん、ご自身の中に華やかさを持っている方だと改めて感じました。つらいシーンの時も、楽しいシーンの時も、その華やかさを映画に加えてくださり、『太陽とボレロ』という作品が、より豊かなエンターテインメントになったと感じています。そして、この作品を通して檀れいさんの華やかさに加えて、彼女のユーモアにあふれたチャーミングな一面も味わっていただけると嬉しく思います」と語っている。

『太陽とボレロ』は6月より全国公開。