史上最も悪趣味な映画『ピンク・フラミンゴ』公開50周年記念! ウォーターズの出世作上映

#ジョン・ウォーターズ#ディヴァイン#ピンク・フラミンゴ#マルチプル・マニアックス

『マルチプル・マニアックス』
(C)Janus Films
『マルチプル・マニアックス』
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『マルチプル・マニアックス』
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『マルチプル・マニアックス』
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『セシル・B/ザ・シネマ・ウォーズ』
(C)Tamasa Distribution
『セシル・B/ザ・シネマ・ウォーズ』
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『セシル・B/ザ・シネマ・ウォーズ』
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『セシル・B/ザ・シネマ・ウォーズ』
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『セシル・B/ザ・シネマ・ウォーズ』
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巨漢ドラァグクイーン、ディヴァインの常軌を逸した行動!

『ピンク・フラミンゴ』(72年)の公開50周年を記念して、ジョン・ウォーターズ監督の初期作品『マルチプル・マニアックス』が、2022年1月1日より劇場公開されることになった。それに合わせて同作のメインビジュアルも解禁された。

・巨漢のドラァグクイーン、ディヴァインの勇姿などはこちら!

映画史上、最も下品かつ悪趣味な映画として名高い『ピンク・フラミンゴ』。来年2022年で公開50周年を迎えるのを記念して、『ピンク・フラミンゴ』前夜に制作されたウォーターズ監督の『マルチプル・マニアックス』(70年)が、2022年の日の出とともに日本に上陸する。

主演は『ピンク・フラミンゴ』と同じく巨漢のドラァグクイーン、ディヴァイン。野原に建てられたテント小屋では、アブノーマル・セックス、吐き出したゲロを喰う男、ヘロインの禁断症状などを売り物にした変態ショーが行われている。その一団の座長が、ディヴァインだ。集まった客を射殺しては逃げ回るなど、その悪行は留まるところを知らない。

内縁の夫デヴィッドがたまらずディヴァインを殺そうとするが、そう簡単にやられるわけもなく、常軌を逸した殺し合いが繰り広げられる。そして衝撃のラストには、巨大なザリガニが登場…。あの見るものをすべてをドン引きさせた『ピンク・フラミンゴ』の結末に勝るとも劣らない仰天の展開が待ち受けている。

ウォーターズ23歳の時の出世作となる本作は、クエンティン・タランティーノ『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』(19年)でも描かれたシャロン・テート殺害事件のあと、チャールズ・マンソンが犯人として捕まった直後に撮影された。その影響も色濃くストーリーに反映されている。

配給を手がけたニューライン・シネマのボブ・シェイは、『マルチプル・マニアックス』でウォーターズのポテンシャルに気づき「次の作品を撮ったらぜひ見せてくれ」と申し出た。その次の作品こそが『ピンク・フラミンゴ』であり、その結果はボブ・シェイ、ウォーターズ両者に満足のいく結果をもたらしたのだ。

今回の上映では、『マルチプル・マニアックス』と共に、ウォーターズ自身が最愛の作品と語る『セシル・B/ザ・シネマ・ウォーズ』(00年)も同時に上映となる。映画狂の監督とその仲間たちが、ハリウッド女優ハニーを誘拐し、彼女を主演に仕立て史上最強のインディーズ映画の撮影を始める。強大なハリウッドの映画システムと闘う反逆精神に満ちたコメディだ。『マルチプル・マニアックス』から『ピンク・フラミンゴ』、そして『セシル・B/ザ・シネマ・ウォーズ』へと向かうウォーターズのあまりにも困難でマージナルな道程を本上映で感じてほしい。

本上映とあわせてウォーターズ著『ジョン・ウォーターズの地獄のアメリカ横断ヒッチハイク』も12月下旬に刊行が決定した。ウォーターズ自身によるフィクションとノンフィクションで構成された新しエンターテインメント小説。まさしく2022年はウォーターズから始まると言っても過言ではない。

『マルチプル・マニアックス』は2022年1月1日より劇場公開。

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