父親は建築技師。ごく普通の一家に世界崩壊を生き残る道はあるのか?!
突如現れた彗星による世界崩壊まで、48時間──状況も分からないまま生き残る道を必死で探す、ごく普通の一家目線で描いたディザスタームービー『グリーンランド―地球最後の2日間―』が6月4日より公開される。このたび、“エモーショナル篇”と題した予告編が公開された。
隕石による世界崩壊まで48時間！ 『グリーンランドー地球最後の2日間ー』が描く驚異を専門家が徹底解説！
動画は、「大統領警告です。ただちに避難してください」とテレビに映し出された隕石落下を伝えるニュース映像で始まる。それを見た父親（ジェラルド・バトラー）は外に飛び出すと、赤く燃え上がりとぐろを巻く空を見上げながら、家族に「逃げるぞ！」と号令を掛ける。
バトラーは、「この映画のテーマは非常に感情に訴える緊張感のあるものだと思った。ある家族が地獄を潜り抜けていく物語だ。申し分のない生活が一瞬にして消え、全人類がその影響を受ける。数々の壮観なアクションシーンやスペクタクルに加え、あらゆる倫理的な問題もはらんでいる」と語る。
それを裏付けるように、本作品では、多くのディザスタームービーのようにただ自然を相手に人間が逃げ惑うだけでなく、生き残ろうとする人間同士が醜く争う姿も描かれる。
仲の良かった近所の人たちとの突然の別れ。逃げ惑う人々でパニックになる空港。ついさっきまで親切だった人が突然敵意をむき出しにする。
一方で、自分は生き残れずともバトラーら家族を救おうとする医療従事者や軍人など、極限状態の人間ドラマが映し出される。
「現在の世の中を振り返るきっかけにもなる。今地球に起きていることを踏まえて、人間としてどうあるべきか、考えるきっかけになると思う」とバトラー。
そこはかとなく漂うオカルト感をエンターテインメントとして楽しむのも、現実味のある危機を自分だったらどうするかと考えながら見るのも一興だ。
『グリーンランド―地球最後の2日間―』は6月4日より公開。
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