映画『ある画家の数奇な運命』本編映像

#ある画家の数奇な運命#リヒター#安楽死

愛する叔母がナチ安楽死政策の犠牲に

アカデミー賞受賞監督(『善き人のためのソナタ』)最新作!現代美術界の巨匠をモデルに描く―ドイツの激動の時代に数奇な運命を生きた若き芸術家の物語―『ある画家の数奇な運命』。愛する叔母がナチ安楽死政策の犠牲に…本編特別映像解禁!

第75回ヴェネツィア国際映画祭コンペティション部門に出品し高評価を獲得、第91回アカデミー賞外国語映画賞にもノミネート!⻑編初監督作『善き人のためのソナタ』でアカデミー賞外国語映画賞を受賞したフロリアン・ヘンケル・フォン・ドナースマルク監督が、現代美術界の巨匠であり、ときにオークションで数十億円の価格がつくアーティスト、の半生をモデルに祖国ドイツの“歴史の闇”と“芸術の光”に迫った『ある画家の数奇な運命』の日本公開日が2020年10月2日に決定!

このたび、主人公クルトの愛する叔母がナチの安楽死政策の犠牲になる本編映像を解禁。

ナチ政権が勢力を誇っていた時代、精神障害者や身体障害者は生きるに値しない命として“安楽死”政策が強制的に執行されていた。主人公クルト(トム・シリング)の叔母(ザスキア・ローゼンダール)は、豊かすぎる感受性ゆえ精神のバランスを崩し、その対象者となってしまう。必死の抵抗もむなしく、ドイツ赤十字職員によって家から無理やり連れ出されていく叔母。

その残酷な姿を幼いクルトに見せまいと母は思わずその目を覆うが、クルトは拒否して最愛の叔母の姿を見つめ続け、一体何が起こっているのかを必死に理解しようとする。押し込まれた車両の中から叔母がクルトに送った最後の言葉は「目をそらさないで」というメッセージだった…。

愛する叔母がナチの安楽死政策の犠牲になったことで肉にもその言葉はクルトの魂に刻まれることになり、その後画家を目指すことになる彼の芸術家としての生き方を決定づけるシーンとなっている。
2020年10月2日公開

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