ワケありクセありの囚人たちに演技指導! 崖っぷち俳優の熱意は彼らの心に届くのか!?

#アプローズ、アプローズ! 囚人たちの大舞台#エマニュエル・クールコル#カド・メラッド#ティエリー・カルポニエ#ヤン・ジョンソン#実話

(C)2020 – AGAT Films & Cie – Les Productions du Chʼtimi / ReallyLikeFilms - Photo (C)Carole Bethuel

実際に運営されている刑務所で撮影を行った実話ベースの感動ドラマ

実話をもとに囚人たちに演技を教えることになった俳優の奮闘を描くヒューマンドラマ『アプローズ、アプローズ! 囚人たちの大舞台』が、7月29日より劇場公開される。今回、本作の予告編が解禁された。

・囚人たちの演技が予想外の高評価! あの大劇場パリ・オデオン座から公演のオファーが!?

何をやってもうまくいかない、人生崖っぷちの俳優エチエンヌ。彼にやっとめぐってきた大仕事は、塀の中のワケありクセありのならず者たちに演技を教えて更生させること。彼はサミュエル・ベケットの「ゴドーを待ちながら」を演目と決め、囚人たちと向き合うこととなる。

エチエンヌの情熱は次第に囚人たち、刑務所の管理者たちの心を動かすこととなり、難関だった刑務所の外での公演にこぎつける。彼らの芝居は観客やメディアから予想外の高評価を受け、再演に次ぐ再演を重ね、ついにはあの大劇場パリ・オデオン座から最終公演のオファーが届く。果たして彼らの最終公演は観衆の歓喜の拍手の中で、感動のフィナーレを迎えることができるのだろうか?

これが監督2作目となるエマニュエル・クールコルは、フィリップ・リオレ監督との共同脚本作品『マドモワゼル』(01年)や『灯台守の恋』(04年)などで、繊細な心理描写を巧みに描写する筆致が高い評価を得ている。彼は「私が作りたいのは、人間や人間性を信じる映画。私たちの時代ははすでに気が滅入るものですから。それでも人々に何か明るいものを見せたい」と本作に込めた思いを語っている。

今回解禁された予告編は、永瀬正敏主演『ホテルアイリス』の予告編が100万回再生に迫る勢いでバズったことでも話題となった映像作家の遠山慎二がディレクションを担当している。

映像は刑務所を訪れた売れない俳優・エチエンヌの悪戦苦闘からスタートする。エチエンヌは「負け犬たちが明るい未来を望む話だ」と、「ゴドーを待ちながら」を演目に選んで演技レッスンを始めるが、囚人たちに茶化されるばかりでまともに相手にされず、刑務所の管理者からも呆れられる始末。

しかし、エチエンヌの情熱が徐々に周囲に伝播していく。囚人たちも毒づきながらも稽古に奮闘、ついには大劇場での公演を迎えるまでがテンポよく描かれる。

一方、刑務所側の反発や囚人たちの葛藤なども明らかになる。終盤には大舞台での公演を迎える姿が。アプローズ(喝采)が鳴り響くなか、彼らは公演を成功させることはできるのか? エモーショナルなクライマックスへの期待が高まる予告編に仕上がった。

『アプローズ、アプローズ! 囚人たちの大舞台』は7月29日より劇場公開される。